日本は「超ストレス社会」というイメージを持っている中国の人は多いかもしれない。確かに、日本には生活でも仕事でも様々なストレスが存在する。しかし、ある側面から見たら中国も十分ストレス社会なのである。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本は「超ストレス社会」というイメージを持っている中国の人は多いかもしれない。確かに、日本には生活でも仕事でも様々なストレスが存在する。しかし、ある側面から見たら中国も十分ストレス社会なのである。

 中国メディア・今日頭条は28日、「中国人と日本人、ストレスがより大きいのはどっちか」と題した記事を掲載した。記事は、中国人からよく「日本人はストレスが大きいんでしょ。仕事に行くのにみんな走っているように見える」という声を聞く一方で、自らについても「生きるのは疲れる」と嘆いていると紹介。日本人と中国人がそれぞれ、どのようなストレスを抱えているのかについて分析した。

 まず、学業におけるストレスだ。日本の大学入試は中国ほど競争が激しくないと説明。日本は「一人っ子社会」ではなく、両親の願いが1人の子どもに集中することがない点を理由に挙げた。また、日本では競争よりも子どもの興味を伸ばすことに重点が置かれれているとも解説している。

 次に、仕事におけるストレス。これは主に日本の事情についてだ。まず、日本の企業では準備をすべて済ませて始業時間を迎えるために、15分前には会社に到着していなければならないとした。また、就業時間後も内務整理のために30分から1時間の残業をする人が多いため、1日の仕事が終わると心も体もとても緊張状態になると説明。一方で、仕事が終われば自由になれるともしている。

 最後に、結婚に関するストレスだ。中国の親は早々に子どもの人生計画を立てるのが好きであり、子どもに多くの期待を寄せるため、子どもにかかるプレッシャーが非常に大きくなると解説。親が結婚相手に求める条件も自然と高くなり、「自動車や家がなければ、博士号を持っていても結婚難民になる」とした。これに対して、日本の親が求める条件は安定した仕事ぐらいであると紹介した。

 記事は「中国人のストレスは生活からやって来る。日本人の最大のストレスは仕事からやって来る」と結論づけている。

 現代の日本人からしてみれば、小さな頃から親の敷いたレールの上を走らされ、挙句の果てには結婚相手すら自由に決められないという中国社会の状況は窮屈そのもの。「自分は一体何のために生きているのか」と、自問自答しだす人も少なくないかもしれない。日本の社会も中国の社会も、それぞれ異なる点においてストレスの種が存在するのである。程度こそ異なれ、世の中に全くストレスのない場所はないのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)