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アドバンテックとARMは10月27日、IoTプラットフォームにおけるパートーナシップを発表した。台湾・林口で開催されたアドバンテックのプライベートイベント「アドバンテック 2016 Embedded-IoT Partner Summit」では、同パートナーシップに関する記者説明会が開かれた。

今回のパートナシップにより、アドバンテックのIoTプラットフォーム「WISE-PaaS」がARMの「mbed Cloud Platform Services」に対応し、パートナー起業やサードパーティプロバイダがWISE-PaaS向けに独自のIoTアプリケーションを提供できるアドバンテックの「WISE-PaaS Marketplace」を通じてmbed Cloud Platform Servicesが利用可能となる。具体的にはWISE-PaaS Marketplace上で、IoTデバイスの管理・監視、ソフトウェアのアップデートなど、mbed Cloud Platform Servicesの機能を提供する。

会見に登壇したアドバンテックのChaney Ho Presidentは「2015年にはARMベースのCPUチップが150億個も出荷された。また、2020年にはARMが市場の30-35%のシェアを獲得するという予想もある」と紹介し、IoT市場においてARMがキープレイヤーの1社であるとの見解を示した。一方、ARMを代表したKrisztian Flautner氏は「IoTは大きなチャンスだが、(ターゲットとなる)マーケットによって要求が異なるため、1社ではカバーしきれない」と語り、IoTデバイスで豊富なノウハウを持つアドバンテックとのパートナーシップの必要性を説明した。

アドバンテックはデバイスメーカーから、プラットフォーム企業への移行を進めており、半導体、センサ、クラウドなどIoTの諸要素においてパートナーと協調することで価値を創造する「Sharing Platform Business Model(シェアリングプラットフォームビジネスモデル)」の実現を目指している。クラウドサービスにおけるパートナーシップとしては、先行してマイクロソフトと提携しWISE-PaaS MarketplaceでAzureの機能を提供しており、今回のパートナーシップは、WISE-PaaSをさらに強化するものとなる。

説明会では、Azureとmbed Cloud Platform Servicesの機能が重複することについて質問が飛んだが、これに対しFlautner氏は「どのクラウドサービスも機能は似ている。今回のパートナーシップによって(WISE-PaaSおよびmbed Cloud Platform Services)はよりコンプリートなプラットフォームとなる」と回答した。

(神山翔)