ボリンジャーバンドの逆張りとRSIを組み合わせた売買を検証。ルールどおりに売買した一例。

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勝ち続ける投資家は、自分が得意とする買いパターンや銘柄発掘法を持っている。今回、ファンダメンタルズから大化け銘柄を見つける資産2.6億円のかぶ1000氏、テクニカル指標を使って必勝エントリーする資産2億円のAkito氏ら、話題の投資家の必勝トレードを聞いた。

◆2億円トレーダー、ロボット運用のプロがその秘技を公開

 唯一確かなことは、確実なものはないということだ――こう言ったのは、リスク・アービトラージと呼ばれる裁定取引で大きな成果を上げ、ゴールドマン・サックスの会長にまで上り詰めたロバート・ルービン。確かに「投資に絶対はない」が、勝てる確率や儲かる確率を高める手法や局面は存在する。

 まずは、運用資産2.6億円のかぶ1000氏。主にPBRなどの面からキャッシュリッチで割安な銘柄を中長期で保有し、株価が見直されて大きく上がったところで売る、いわゆる「資産バリュー株」への投資を得意としている。しかし、その投資手法にも課題はあった。

「資産バリュー株だと、割安に見えても市場から注目されずに放置され、長年株価が上がらない『バリュートラップ』に引っかかりやすいんです。ひとくくりに『PBR0.3倍』といっても、その中身は銘柄ごとに違う。そこで、『キャッシュが多い会社』『不動産の含み資産が多い会社』『将来の成長の道筋が見える成長株』など、新たな“バリュー株”を探し、ポートフォリオを組み替えています」

 PBRは高いものの、成長の道筋が見える日本アセットマーケティング、高速道路や橋梁の補修工事の受注が引き続き予想される第一カッター興業、マイナス金利が追い風にあるジェコス、資産バリュー株の安田倉庫を最近では購入したというかぶ1000氏。

「今までは見落としていた“新しい割安株”を発掘できるようになりました。おかげで、9月以降だけで日本アセットマーケティングは20%、ジェコスと第一カッターは10%ほど上昇しており、全体のパフォーマンスの底上げに繋がっています」

 テクニカル指標の面で“必勝トレード”を教えてくれたのは、10月に資産2億円超えを達成した専業トレーダーのAkito氏。

「過去のデータや傾向を調べ、5日移動平均線と25日移動平均線が大幅に下落したときはエントリータイミングの一つとして注目しています。もちろん銘柄ごとに異なりますが、時価総額や直近の出来高などの流動性、個人投資家からの人気も加味して判断してエントリーします」

 最近だと、創薬メーカーのメドレックス。期待されていた消炎鎮痛貼付剤が、臨床試験にて有意性が確認できなかったとして8月下旬にストップ安となった。

「5日と25日の移動平均線から大幅乖離をした8月26日に500万円ほど購入しました。その後もジリ下げが続きましたが、9月9日に好材料が出て急反発。590〜630円くらいで利益確定して、60万円ほどの利益になりました。ただし、今後も同じ乖離率でうまくいくとは限らないので、常にデータを取って修正していくことが大切ですね」(Akito氏)

 2週間程度で、うまくいけば13〜15%ほどのリバウンドが狙えるというから、兼業の人でもエントリーできる手法だろう。

◆ボリンジャー×RSIの組み合わせが最強!

 続いて、ITと金融工学を融合させたプログラムトレード技術「カブロボ」を開発した加藤浩一氏に聞いた。

「MACD、ストキャスティクスなどテクニカル指標はさまざまありますが、一つのチャート分析手法だと得意/不得意、先行性/遅行性などがあるため、単独で万能なものはないというのが私の見解です。それぞれの得意分野と不得意分野を見極めて、複数を組み合わせるのが大事になります。よく知られた手法でも、二つを組み合わせることでかなり安定した投資戦略になります」