日本を訪れる中国人旅行客による爆買いは日本の多くのメーカーのほか、家電量販店やドラッグストアに大きな利益をもたらした。だが、その爆買いも今や下火となっており、中国人の一人あたりの旅行支出は減少傾向にある。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客による爆買いは日本の多くのメーカーのほか、家電量販店やドラッグストアに大きな利益をもたらした。だが、その爆買いも今や下火となっており、中国人の一人あたりの旅行支出は減少傾向にある。

 中国人旅行客の爆買いは停滞する日本経済にとって「恵みの雨」だったことは間違いなく、中国国内には「爆買いがなくなれば日本経済は衰退する」という見方もある。だが、中国メディアの中億財経網は27日、「中国人旅行客の爆買いがなくなれば日本経済が衰退するという見方は完全に誤り」だと指摘している。

 記事は、まず結論として、「中国人旅行客が日本でどれだけ買い物をしたとしても、日本のマクロ経済に対してはさほど大きな影響をもたらさない」と指摘。もちろんミクロの視点で見れば、日本を訪れる中国人旅行客の増加と消費は各企業の業績に大きな影響をもたらすが、日本経済全体という観点でみれば「爆買いがなくなっても経済そのものが衰退することはない」と指摘した。

 続けて、爆買いがなくなっても日本経済が衰退しない理由として「日本は世界中に莫大な規模の資産を保有している」ことや「世界中に付加価値の高い製品を輸出して稼げること」を挙げ、世界最大の債権国である日本は世界中に保有する資産や輸出によって、爆買いによって得る利益をよりも遥かに大きな利益を得ていると論じた。

 中国人旅行客が日本を大挙して訪れるようになったのは、ここ数年のことであり、それ以前は当然、中国人旅行客の爆買いは存在しなかった。爆買いによって潤った企業は多いだろうが、記事が指摘しているとおり、「爆買いがなくなれば日本経済は衰退する」という見方は大きな誤りだと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)