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大容量のファイルを誰かに受け渡すために使われる「ファイル転送サービス」で、さらなるセキュリティの高さを実現するために送信元の段階でファイルを暗号化してからアップロードを開始するという仕組みを取り入れたのが「DropSecure」です。サービスの利用は基本的に無料でアカウントの登録もないので、新たな仕組みを取り入れたファイル転送サービスを実際に使ってみました。

DropSecure: Zero knowledge file transfer

https://dropsecure.com/



DropSecureはファイルをサーバーにアップロードして相手に送ることができるファイル転送サービスで、他者に中身を見られることなく安全にファイルを届けるための工夫が取り入れられているとのこと。ファイルをサーバーにアップロードする際には、サーバー側ではなくユーザー側でファイルを暗号化した状態でアップロードされます。DropSecureではこの仕組みを「Real-Time Encryption (リアルタイム暗号化)」と呼んでいるとのこと。



利用の際には解凍用のパスワードは不要。最大で10ファイル・2GBまでのファイルを最大で10人の相手に送ることが可能で、ファイルは7日後に自動的にサーバーから削除されるとのこと。相手がファイルをダウンロードした際には通知で確認することができ、相手にはメールやSMSでダウンロード用リンクが書かれた通知が送信されます。また、今後はさらに機能を追加したプレミアムサービスも展開される予定とのこと。



ということで、実際にファイルを送信してみました。まずはアップロードするファイルを選択し、相手のメールアドレスを入力。送信元のアドレスとして自分が使っているメールアドレスを入力し、相手へのメッセージを記入して「ENCRYPT & SEND」をクリックすると、ファイルの暗号化と送信が始まります。



送信中には、このような進捗画面が表示されます。



暗号化&送信中のCPU使用率グラフを見ると、ヒョコヒョコとピーク(山)ができていることがわかります。他の作業もしながらの処理なので厳密なグラフではありませんが、明らかに特徴的なグラフであることはおおよそつかめるはず。



また、送信中のトラフィックを監視する「TCP Monitor Plus」のグラフを見ると、同様にピークが生じていることもわかります。



送信が完了すると、進捗画面には「100%」の文字。



そして、受信側のメールアドレスに、以下のようなメールが届きます。本文にはアップロードされたファイル名とメッセージが表示されています。「DOWNLOAD SECURELY」をクリックすると、ダウンロードを始めるための認証画面に入ります。



リンクをクリックして表示されるのがこの画面。右側には、ダウンロードを開始するのに必要なコードを入力する「Enter your 6 digit code」(6文字のコードを入力してください)と書かれた欄があります。どうやら認証用のコードが同じアドレスに送られているようなので、もう一度メールボックスをチェックします。



メールボックスには、以下のようなメールが届いていました。文中に書かれた6桁のコードをコピーするかメモして……



先ほどの画面にコードを入力し、「SUBMIT」をクリックして認証を行います。



認証に成功すると、アップロードされたファイルの一覧が表示されました。ファイルの横にある矢印アイコンをクリックすると、ダウンロードが始まります。



ダウンロード中の画面はこんな感じ。ちなみに、画面に「Ready to Decrypt and Download files sent by......」(◯◯から送られたファイルを解凍してダウンロードする準備が整いました)と書かれているように、暗号化されたファイルはサーバー側で解凍された状態でダウンロードされる模様。そのため、ダウンロード中のファイルの中身は暗号化されていないことになるので、さらにセキュリティを求める人はあらかじめzipファイルなどにパスワード設定してから送ったほうが良さげ。



ということで、DropSecureで送ったファイルを全て受信完了しました。このあと、サーバー上のファイルは7日後に自動消去されるというわけです。