ハリルホジッチ監督(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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11月15日、今年のワールドカップ予選の最後の試合となるサウジアラビア戦が行われます。サウジアラビアは現在のグループリーグ首位。タイ、イラク、UAEを下して、オーストラリアと引き分けています。一方日本はサウジアラビアと勝点3差の3位。ここは差を詰めるチャンスです。

もしこの試合が引き分け以下の場合は、来年のアウェイ戦で勝ちに行かなければなりません。ただでさえホームでUAEに負けているので、アウェイのUAEとサウジアラビアに勝たなければいけなくなるのは、致命的になりかねません。なので今回のホームゲームで必要なのは勝点「3」です。

その必ず勝たなければいけないサウジアラビア戦の4日前、11日に国際親善試合としてオマーン戦が組まれています。この試合ではコンディションの調整以外に、僕はテストするべきことが3つあると思っています。

まず最初に、出場する機会の少ない海外組の選手たちが、どの程度プレーできるのか試すこと。岡崎慎司や長友佑都は試合に出場できましたし、良いプレーを見せていたので大丈夫でしょう。気になるのは香川真司と本田圭佑。二人の調子がどうなのか試すことになると思います。

次に、もしも海外組の調子が悪かったとき、誰が代わってプレーするのか見極めること。特に問われるのは香川のポジションです。オマーン戦では香川に前半だけプレーさせ、後半は別の選手を試すといいでしょう。たとえば清武弘嗣は、試合に出ていないものの代表チームでは良いプレーを見せてくれます。前後半で2人を見比べてはどうでしょうか。

本田はどうか。僕は本田は今、ハリルホジッチ監督んとって代えが効かない選手だと思います。複数のポジションが出来るし、ボールを収めてリズムを作れる。自分がゴールを取れなくても、周りの選手を使ってゴールを演出できる。なので、本田は調子を整えてくれるのを願うだけになると思います。

3つ目は、新しい選手を試すこと。活躍を見せている大迫勇也はまず最初に試すべきでしょう。他にもこれまで招集されていない選手が呼ばれるのではないかと思います。僕はその中にベテランを入れて、試しておくべきだと思います。

かねてから名前を挙げている中村憲剛など、ピンポイントで使ってもちゃんと実力が発揮できる選手は苦しい試合に必要です。それでも、予選でいきなり使うことはリスクが大きいので、オマーン戦は格好のテストチャンスです。

オマーン戦のテストがうまくいくことが、サウジアラビア戦の勝敗に直結します。この試合でのハリルホジッチ監督の大胆な采配に期待します。