中国の経済成長に伴い、海外旅行を楽しむ中国人が増えているが、同時に中国人旅行客のマナー違反に関する報道も頻繁に耳にするようになった。しかし、中国メディアの人民日報は26日、最近は中国人旅行客のイメージに改善が見られると伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の経済成長に伴い、海外旅行を楽しむ中国人が増えているが、同時に中国人旅行客のマナー違反に関する報道も頻繁に耳にするようになった。しかし、中国メディアの人民日報は26日、最近は中国人旅行客のイメージに改善が見られると伝えている。

 記事は、日本を含めた各国で中国人旅行客のイメージに変化が生じていると伝え、それは、旅行中に中国人が「理性的な消費」と「文明的」な振る舞いを見せるようになったためだと主張。「理性的な消費」に関しては、モノ消費からコト消費へと変化し、盲目的な買い物から体験型の旅行を好む中国人が増え、現地で嫉妬や反感を買いにくくなったとの見方を示した。

 これまで後ろ指を指されてきた、中国人旅行客による非文明的な行動については、「マナーの良さがスペインの地元誌で取り上げられるほど改善した」と紹介している。

 2016年5月に3000人もの中国人団体客がスペインの首都マドリードやトレド、バルセロナを訪れたが、中国人たちはとても秩序正しく行動し、ゴミをポイ捨てすることもなかたっという。その文明的な振る舞いは、スペインの地元紙も「中国人の民度の高さを示した」、「中国人の振る舞いは敬服に値する」と伝えたほどだという。

 記事は最後に、中国人旅行客のイメージに改善が見られつつあるのは、「中国人が異なる文化への広い心と尊重の気持ちを持つため」であり、「郷に入りては郷に従え」という言葉を実践したためだと自賛した。

 他国を訪れる中国人旅行客が今後も文明的な振る舞いを見せるよう切に願う人は少なくないだろう。だが、中国人旅行客が海外でマナー違反などのトラブルを起こすたびに、中国メディアは批判を繰り広げ、「1人の行動が中国人全体のイメージを悪化させる」として、マナー違反の行動を取らないよう呼びかけ続けてきたのは事実であり、こうしたマナー改善に向けた努力がようやく実を結んできたのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)