『ママと恋に落ちるまで』

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大人気シットコム『ママと恋に落ちるまで』(以下『ママ恋』)のクリエイター、カーター・ベイズとクレイグ・トーマスが、現地時間24日(月)にスタートしたニューヨーク・テレビジョン・フェスティバルのディスカッションに参加し、ドラマのキャラクター構成やあらすじの立て方などについてトークを展開した。米The Hollywood Reporterが報じている。

2005年から9シーズン続いた『ママ恋』の製作に参加した当時を振り返ったベイズは、「本当に、"今やるか、一生やらないか"という瞬間だったよ。人生は短い―。これは僕らにとってやりたいことというよりも、やるべきことだったんだ」と、その数年前に起こった同時多発テロを経験し、今できることを優先し、暮らしていたニューヨークからロサンゼルスに行く決心をしたという。

続いて"パイロット版のアイデア"についての話に移ると、トーマスは「僕らは感情的になるような大きな出来事を描く必要があった。だから、人生を大きく変えていく節目について語ることにしたんだ」と、テロで揺さぶられた気持ちが大きかったと説明。またベイズも、29歳だった当時に抱えていた心境が脚本に反映されていると付け加えた。

さらにベイズは、「自分が見たいと思うものではなく、自分が知っていることを書くんだ。僕は独身だったから、結婚というものについて何もわかっていなくて、希望だけ持っていた。クレイグと彼の奥さんはちょうど結婚したばかりで...20代であること、愛について伝えるべきことがいっぱいあるじゃないかと思っていたんだ」と、書く上では実体験を参考にすることを推奨。人気を博した『フレンズ』の模倣を心配する声もあったというが、「100話〜200話ほど書くから数百万ドル払ってよ、なんて売り込んでしまったら面白い題材を持っていないとね。それで自分たちの人生経験をアイデアにしてみたんだ」と、自分たちの人生からヒントを得たことを語った。

2014年にシリーズが終了すると、ベイズとトーマスは再びニューヨークに戻り、現在はソニーと新たな企画を進めている。「何もないところに戻ることはひどく屈辱的な気持ちになってしまう。『ママ恋』は『ビッグバン★セオリー』のようなジョークを連発する最も面白いドラマではなかった。"誰もしていないことをするにはどうやったらいいんだ?"と考えたことが今につながっているよ。自分が持っている特別な力に気付いたら、自分だけの番組を作ることができるはずさ」と、今後の作品作りへの熱意を語った。(海外ドラマNAVI)