中国では経済発展とともに自動車の保有台数が増えている。中国は世界最大の自動車市場であり、今後は中古車市場も盛り上がっていくものと期待が高まっている。中古車市場が活況となれば、現在乗っている車を下取りに出して新車に買い替える消費者も増えることが予想され、自動車市場全体が活性化するだろう。

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 中国では経済発展とともに自動車の保有台数が増えている。中国は世界最大の自動車市場であり、今後は中古車市場も盛り上がっていくものと期待が高まっている。中古車市場が活況となれば、現在乗っている車を下取りに出して新車に買い替える消費者も増えることが予想され、自動車市場全体が活性化するだろう。

 中国政府はこれまで環境規制や車齢などを条件としたうえで中古車の各省間における流通を一部規制してきたが、中国国務院は2016年3月25日、「中古車の自由な流通を可能とする環境を整備する」との通達を発表した。したがって、現在は自動車販売台数に占める新車の割合が高い中国でも徐々に中古車市場が活況となり、中古車の割合が高まっていくと見込まれる。

 中国メディアの捜狐はこのほど、自動車大国の日本にはすでに「非常に大きな中古車市場が存在する」と伝えつつ、日本では中古車が効率の良いシステムのもとで取引が行われていることを紹介。さらに、日本で中古車市場が大きな産業として確立された大きな要因と、中国の中古車市場にとって参考とすべき点を考察している。

 記事はまず、日本では通常、中古車はオークション形式で取引されていると伝え、大手の仲介業者ともなれば、日本各地の中古車販売業者が参加できるシステムのもとで平均20秒に1台のスピードで取引を成立させていると紹介。北海道の業者が東京にある中古車を購入することも可能であるため、非常に効率の良い売買が可能だと紹介した。

 続けて、日本の中古車市場は非常に競争が激しいものの、市場がこれだけ成熟したのには確固たる理由があると指摘し、それは「信頼」であると指摘。車齢や走行距離、事故歴を偽るなど、「信頼を損ねる行為がないからこそ、日本では安心して中古車の取引ができると伝え、消費者も安心して中古車を購入できるのだと指摘した。中国でも今後、中古車市場の拡大が見込まれているが、「信頼を損ねる行為」をどれだけ排除できるかが、中国の中古車市場の規模を左右することになるかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)