中国経済が発展し、人びとの生活水準が向上すると同時に、「健康」に高い関心を持つ中国人が増えている。中国国内では満足な医療サービスを受けられないとして、わざわざ訪日して医療サービスを受ける中国人も多い。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国経済が発展し、人びとの生活水準が向上すると同時に、「健康」に高い関心を持つ中国人が増えている。中国国内では満足な医療サービスを受けられないとして、わざわざ訪日して医療サービスを受ける中国人も多い。

 中国メディアのOFweek医療網は28日、日本への医療観光(メディカルツーリズム)は金額的には決して安いものではないとしながらも、それでも中国人が日本の医療サービスを選ぶ理由について考察している。

 記事はまず、日本の医療サービスの強みの1つとして「技術力の高さ」を挙げ、日本の医療は世界的に見ても非常に高い技術水準にあると指摘。医師の技術力、医療機器の技術水準のどちらも世界最先端の水準にあると指摘し、「日本で検診を受けた中国人の約9%に早期がんが発見された」という統計もあるほどだと伝えた。

 また、日本の医療サービスは「患者への対応」といった点でも、中国人患者から高い評価を得ていることを伝え、「日本式のサービスは非常にきめ細かく、一度受けると忘れられないほど」だと指摘。例えば、日本の医者や看護師は中国のように高圧的ではないうえ、身体に触れる器具や身体に塗る液体も「人肌と同程度に温められている」などの配慮があると紹介。技術力の高さと、配慮あるサービスという2点が中国人患者を感動させ、客が客を呼ぶ循環を生んで入るとの見方を示している。

 日本でがん治療やがん検診などを受ける中国人が増えている背景には、中国人の健康がそれだけ蝕まれているという事実がある。中国は喫煙率が高いうえ、大気汚染なども深刻化しており、がん患者も急増している。一部報道によれば、2015年に中国でがんによって死亡した人の数は280万人に達し、1日あたり約7671人ががんで死亡した計算となる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)