25日、韓国・聯合ニュースは、「韓国人は他の民族と比べ大気汚染に強いのか?」という、多くの韓国人が抱く疑問を解く記事を報じた。写真はソウル。

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2016年10月25日、韓国・聯合ニュースは、「韓国人は他の民族と比べ大気汚染に強いのか?」という、多くの韓国人が抱く疑問を解く記事を報じた。

韓国人の間でこうした疑問が湧く原因は、韓国で発表される大気汚染情報にある。空の色がどんよりと濁っていても、発表される汚染物質濃度はたいてい「普通」、市民らは「本当にこの状態で野外活動をして問題ないのか」と疑問を抱くのだ。

実感と発表内容が食い違いがちなのは、韓国が世界保健機関(WHO)とは異なる独自の環境基準を設定しているためだ。日本や米国、欧州連合(EU)各国はWHOの基準に倣っているが、中国と韓国は設定が大きく異なる。PM10の場合、WHO基準の「警戒」レベルは24時間の平均濃度が1立方メートル当たり50マイクログラム以上だが、韓国は同100マイクログラム。日本で「警戒」レベルの数値でも、韓国では「普通」となるのだ。

また韓国の大気汚染に関する注意報発令が「事後式」であることも、疑問を深める要因となっている。汚染物質濃度が高い状態が続いた結果として注意報や警報を出すシステムのため、市民らは1日外で遊んで帰宅後、「今日は野外活動を控えるべきだった」という注意報を受け取ることがままある。

記事は、こうしたことが積み重なって「韓国人は特に大気汚染に強い」という根拠のないうわさが生まれたとし、正確な情報提供の必要性を訴えた。

これに韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「国民がいてこその国、一番大事なのは国民の健康のはずなのに」
「いい情報をありがとう」
「国民に有益なこういう情報を今後もたくさん出してほしい。僕らは知らずに放射能汚染された海産物も食べているかもしれない」

「先進国と同じ基準に変えるべきだ」
「この情報が広まれば、マスクが大げさだなんて言えなくなるね」
「すべてを隠す国だから、こういう記事は痛快だ」

「中国が原因だという内容も追加したらもっと良かったけどね」
「創造経済とか言ってないで、政府は国民の基本的権利である空気から何とかしてほしい」
「一日でも早く現実が改善されるといいが」(翻訳・編集/吉金)