2015年に流行語大賞を獲得した「爆買い」という言葉だが、中国人旅行客の爆買いはすでに減少傾向にある。銀座の免税店などはすでに閑古鳥が鳴いているとの報道もあるなか、家電製品などを両手いっぱいに持って歩いていた中国人旅行客の姿は確かに減ってしまった。(イメージ写真提供:123RF)

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 2015年に流行語大賞を獲得した「爆買い」という言葉だが、日本を訪れる中国人旅行客の爆買いはすでに減少傾向にある。銀座の免税店などはすでに閑古鳥が鳴いているとの報道もあるなか、家電製品などを両手いっぱいに持って歩いていた中国人旅行客の姿は確かに減少した感がある。

 なぜ中国人旅行客の爆買いは減少してしまったのだろうか。中国メディアの毎日経済新聞はこのほど、中国人旅行客が日本で爆買いしなくなった理由を考察し、主要な要因として「訪日目的の多様化」を挙げている。

 記事はまず、日本を観光で訪れる中国人の数が年々増加していることを紹介、14年の訪日中国人の数は約241万人に達し、15年には約500万人にまで増加したと紹介。訪日中国人客の増加と、その旺盛な消費は日本の小売業やメーカーの業績を向上させ、ホテル業界などにも大きな恩恵をもたらしたと論じた。

 一方、観光庁が19日に発表した2016年7-9月期の訪日外国人消費動向調査によれば、訪日外国人旅行消費額は前年同期比2.9%減の9717億円となり、中国人の一人あたりの旅行支出は22万8000円で前年同期に比べて18.9%も減少した。

 日本を訪れる中国人旅行客の数が増える一方で、中国人の一人あたりの旅行支出が減少していることについて、記事は「中国人旅行客の消費が理性的になっていること」のほか、「訪日目的が多様化していること」も大きな理由だと指摘。

 中国の簡易投稿サイト・新浪微博で発表された「中国人旅行客の訪日目的」に関する調査結果として、ショッピング以外にも「日本料理を楽しむ」、「温泉に入る」、「花見」、「スキー」、「民宿への宿泊」などを訪日目的として挙げる中国人が増えつつあることを紹介。買い物以外を目的に訪日している中国人が増えている以上、1人当たりの旅行支出が減少するのも当然であると指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)