ブルース・リーの「哲学」に学ぶ人前での話し方 知るべき10の原則とは

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カンフースターのブルース・リーは、史上最も偉大なカンフーの達人の一人だっただけでなく、かなりの哲学者だったようだ。思い浮かんださまざまなことを、ノートに書き留めていた。リーには自らの人生の原則としていた10のことがあった。人前で話す機会がある私たちの全てが、これらの原則から学ぶことができる。

1. 自分で期待する以上のことは得られない

目標は高く設定する必要がある。カンフーを極めようとするときと同じように(筆者はそう想像するだけなのだが)、私たちは挫折感にさいなまれるものだ。だが、目標を高く設定すれば、自分に努力を強い、そしてその分だけ上達できる。

2. 望むものは明確に

人前で話す機会があるなら、聴衆との間に築き得る関係と、これから話そうとする問題に関するポジティブな面に集中することが極めて重要だ。自分が伝えようとする内容、そして伝えるということ自体にあなた自身が胸を高鳴らせていてこそ、良いパフォーマンスをすることができる。

3. 物事は変わることによって存続し、強くなる

変化を受け入れ、話そうとする内容や話題を微調整していく必要がある。新しいことを学び、前進を続けることが必要だ。

4.周囲の様子は冷静な目で見る

あなたが人前で話をするとき、あなた自身、話すこと、そして聴衆をそれぞれ少しずつ切り離して観察することが必要だ。そうすることによって、様子を見ながら、可能な場合には話の方向性を調整することもできるからだ。

5. 万物とそれらに対する反応は異なる

話をする自分とスピーチのテーマ、聴衆、それぞれを明確にしておくべきだ。それぞれの役割を明確にし、良くも悪くも、それらにどう対応すべきかを明らかにしておく必要がある。

6. 自分の中にある「壁」を取り除く

話す側の立場にある私たちの心の状態がどのようなものであるかは、命取りにもなり得る。そのため、私たちの恐怖心、拒絶されることへの反応、パフォーマンスに対する反応は、全て捨て去る必要がある。私たちができる限り強く、そして誰にでも認められる存在であろうとすることを妨げるからだ。

7.外的環境ではなく、まず自分自身を変える

私たちには、うまく行かないことについて自分ではなく、外的な要因を批判する傾向がある。自分や自分の失敗について考えるべきときに、聴衆やその他のことについて不満を言ってしまう。

8. 戦うべき相手はいない

カンフーの達人が戦う相手は誰もいないと言うのなら、私たちが聴衆を恐れる必要があるだろうか?

9. 隙を与えなければ、誰も自分を傷つけない

私たちは物事を個人的に受け止めたり、心配や不安がもたらす有害な環境に自分をさらしたりすることで、自ら自分自身を傷付けているにすぎない。認められることや愛されることを求めようとはせず、自分が伝えるべきことに集中することだ。

10. 自分は「誰でもない」と自覚する

エゴを捨て、上級者であっても学び続けること。私たちは人前では話すということについて、常に学ぶ立場にある。適切な態度を保つことができれば、常に全ての人たちから学ぶことができる。