25日、韓国・聯合ニュースによると、危険を顧みずに迫りくる火の手に孤立した30代の女性を救助した「義人」が、国民安全処長官から表彰された。韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年10月25日、韓国・聯合ニュースによると、危険を顧みずに迫りくる火の手に孤立した30代の女性を救助した「義人」が、国民安全処長官から表彰された。

25日、忠清北道・清州(チョンジュ)西部消防署によると、15日の午前11時15分ごろ清州市西原(ソウォン)区聖化(ソンファ)洞の4階建て住宅の2階に住むAさん(35歳女性)宅から出火し、辺りは真っ黒の煙に包まれた。慌てたAさんは玄関から出ようとするも激しい炎を前になすすべもなく、家の中から大声で助けを求めたという。

その声は1階の食堂にまで届き、従業員から火事の知らせを聞いたオーナーのキム・ギウンさん(51歳男性)は店の外から状況を確認。靴下を脱いだ裸足ですぐさま排水管をつたって2階に上り、Aさんが煙を吸い込まないよう、従業員から受け取ったおしぼりで鼻と口をふさいだ。その後、周りにいた市民の1人に協力を要請。2人は懸命にAさんをバルコニーに引き出し、現場に到着した救助隊員とともに救助にあたった。

清州西部消防署のウ・ホドン火災調査官は、「Aさんは外に出るやいなや気を失った。もし彼らがおしぼりで鼻と口をふさいだり、安全に避難させたりしていなかったら大変なことになっていた」と話している。

勇気ある行動で人命を救ったキムさんは、国民安全処長官賞を授与されることになった。キムさんは「考える間もなく体が本能的に反応して2階に上った。もしその状況なら、誰もが私のように行動したはず」と謙遜。Aさんの救助後に姿を消したもう1人の市民について、「必ず捜したい」とほほ笑んだという。

この事件に、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「手足になにもつけずに救助はすごいことだし、彼こそ真のヒーロー!」
「一歩間違えば本人だけが損をするかもしれない国だけど、(みんな無事で)本当によかった」

「キムさんみたいな人のおかげで、この世はまだ生きる価値があると思える」
「こういう人が増えればヘル(=地獄)朝鮮から天国朝鮮になれる可能性がアップ」

「1階にこんな人がいたとは、Aさんは幸せ者だな」
「Aさんは死ぬまで命の恩人に感謝を忘れないでね」

「みんな、キムさんの食堂で食事しよう」
「大統領のせいで騒然としている時に、こういうニュースが砂漠のオアシス」
「キムさんみたいな人が大統領になったらいいのに(泣)」(翻訳・編集/松村)