27日、韓国で「不正請託および金品などの授受」を禁止するいわゆる「接待禁止法」金英蘭法が施行され28日で1カ月となるのを前に、韓国・ヘラルド経済は、韓国のサラリーマンたちが法律施行をおおむね歓迎していると報じた。写真は韓国の飲食店。

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2016年10月27日、韓国で「不正請託および金品などの授受」を禁止するいわゆる「接待禁止法」金英蘭(キム・ヨンラン)法が施行され28日で1カ月となるのを前に、韓国・ヘラルド経済は、韓国のサラリーマンたちが法律施行をおおむね歓迎していると報じた。

法律施行により韓国のサラリーマン事情で最も大きく変わったのは、退勤後の過ごし方だという。以前は1日の激務を終えた後に半ば強制的な職場の飲み会が待っていたものだが、今ではそうした席は大きく減り、サラリーマンたちは映画や野球観戦などで「自分なりの夜の時間」を楽しめるようになった。

流通業界に勤め、以前は取引先の相手を食事に誘うのが仕事でもあったというAさんは、「飲み会は週に1〜2回になり、ランチの約束も以前の半分ほどに減った」と言う。また、大企業の宣伝課で働くBさんは「平日の夜は気の合う同僚3人と会社近くの語学教室で中国語を学んでいる」と話す。当初、管理職の上司らは社内で「あの課は残業もせず遊んでいる」と言われるのではと心配していたが、今では皆、現在の生活に満足しているそうだ。大手証券会社に勤めるCさんも、法施行に「満足度がとても高い」と語る一人。退勤後に野球観戦に出掛けたほか、「お見合いをする余裕が以前より格段に増えた」という。

一方で、残念な思いをしたと語る人物もいる。教師のDさんは、1歳を迎えた息子の誕生日パーティー会場を専門のビュッフェ会場から小さな飲食店に変更した。同僚教師など公務員を客として招く場合、1人当たりの飲食代を3万ウォン(約2750円)までに抑える必要があるためだ。また、国策研究機関に勤めるEさんは、教師や退職官僚などを招き毎月講演会を行っていたが、講演料の上限が30万ウォン(約2万7500円)に制限されて以降は講演を引き受ける人がいなくなり、講演会自体がなくなってしまったという。

この記事について、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「僕は仕事が早く終わっても、金がないのでそのまま帰宅」
「強制的な飲み会の文化は確かにひどかった。だんだん良くなるといいな」
「飲み会の文化はなくすべき。上司のストレス解消のための集まりにすぎない」

「いい傾向だね。今は国がピンチだ。僕らだけでもきちんとやっていこう」
「歴代最悪のこの時期にも、一筋の光を差してくれた法律」
「金英蘭法は韓国が正しい道を進むための第一歩だ」
「残業禁止法もつくった方がいいんじゃないかな」

「部署で一番下っ端だから、毎年何かの記念日にはお菓子を買って配らなきゃいけなかったけど、今年はペペロデー(11月11日)から何もしなくて済みそう」
「金英蘭法の違反者は厳しく処罰すべきだ。韓国を先進国にしてくれる法律だよ」
「飲み会を強要する文化より、まずは韓国人の飲み会好きが問題」(翻訳・編集/吉金)