『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』 (C)Universal Pictures.

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ラブコメ、アクション、ホラー……。どんな映画でも、ついつい“子育て”に結びつけて見てしまうママさんライターが、話題作をママ目線で取り上げます!

【ついついママ目線】
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』前編
弁護士とセレブに言い寄られて…ファンタジーにもほどがある!?

2001年の第1作目『ブリジット・ジョーンズの日記』では32歳だったヒロインのブリジット。恋愛と仕事とダイエットに奮闘する姿は世界中の女性の共感を得て作品は大ヒットした。かくいう筆者も、ブリジットはちょっとドジで考えなし過ぎるなぁと思いながらも好感を持って見ていた。観客層である多くの女性たちよりさらに上行く(下行く?)抜けたおバカ具合が憎めない愛嬌を感じさせるからだろう。

ヒロインはろうあ者。イジメを描くきわどい内容に編集部もびびった問題作!

3作目となる『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』ではブリジットは43歳。弁護士のマークと幸せに暮らしているかと思いきや、いや、そこが期待通りというべきか、相変わらずひとりぼっちで寂しく暮らしている。

そして、ドジで考えなしなところも相変わらずだ。TV局のプロデューサーという設定だが、現実ではこんな彼女が務まるわけがないだろうというレベル。肝心の恋愛に関しては、2人の男性から言い寄られる。ひとりは前から関係のあった弁護士のマークで、もう一方は偶然出会ったセレブでイケメンな実業家のジャック。

弁護士と実業家に言い寄られちゃって、まあ、どうしましょ!?ってファンタジーにもほどがある……とシラけてしまう。筆者が同年代の独身女性ではないからだろうか。そうであれば、ラブコメはこのくらい夢がなくっちゃ面白くないよね!と楽しめてしまうのかしら。

さらには、本作でブリジットはなんと妊娠! でも、どっちの彼の子どもなの!?となってしまう。

おいおい、ブリジット、それはないでしょ。野外フェスで出会ったその日にジャックとベッドイン、翌日には流されて元カレのマークとって。このシリーズにそんなこと言ったら身も蓋もないかもしれないけれど、ちょっと尻軽すぎやしませんか? (後編へ続く…)(文:入江奈々/映画ライター)

後編「〜十分あり得る設定に思わず悩む…」

『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』は10月29日より公開。

入江奈々(いりえ・なな)
1968年5月12日生まれ。兵庫県神戸市出身。都内録音スタジオの映像制作部にて演出助手を経験したのち、出版業界に転身。レンタルビデオ業界誌編集部を経て、フリーランスのライター兼編集者に。さまざまな雑誌や書籍、Webサイトに携わり、映画をメインに幅広い分野で活躍中。