27日、韓国メディアによると、韓国で多くの被害を出した有毒成分を含む加湿器用殺菌剤の影響が、現在把握されているよりもはるかに広範囲に及んでいた可能性を指摘する分析が出された。資料写真。

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2016年10月27日、韓国・ハンギョレ新聞などによると、韓国で多くの被害を出した有毒成分を含む加湿器用殺菌剤の影響が、現在把握されているよりもはるかに広範囲に及んでいた可能性を指摘する分析が出された。1995〜2011年の17年間の韓国の肺炎死亡者7万人のうち、29%に当たる2万人がこの殺菌剤の影響で死亡したとの衝撃の内容だ。

仁荷大社会医学教室のイム・ジョンハン教授は27日、天安市内の大学で開かれた韓国環境毒性保健学会秋季学術大会で上記のような研究結果を発表した。イム教授によると、2000〜14年にかけ米国や日本などほとんどの先進国で肺炎の死亡率は減少傾向だったが、韓国だけは00〜02年に減少したのみで、03年以降は増加している。イム教授はまた「特に0〜4歳の乳幼児死亡率が下がっていた中で10〜11年に急激に上昇したのは、加湿器殺菌剤の影響以外では説明がつかない」と述べた。

問題となった加湿器殺菌剤の成分は、肺炎のほかぜんそくや肺線維症を引き起こすとされる。イム教授は、韓国国民の20%が加湿器殺菌剤の下にさらされたという前提で疫学調査を行い、今回の結果を導き出したと説明した。

報道を受け、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。

「衝撃だ。大虐殺じゃないか。政権が代わったらこれも詳しく捜査してくれ」
「韓国人を殺した殺人企業だ。財産を没収しろ!」
「国民に毒ガスを吸わせていたとは、戦争よりひどい」
「これを忘れることなく不買を続けよう」

「こんな死に方は浮かばれない」
「すべて投票を間違ったせいだ」
「スーパーマーケットでも殺菌剤を使ってたはず。昔はスーパーでよく胸が苦しくなったけど、ちゃんと理由があったんだね。今でも時々苦しくなるよ」

「まさに猟奇的な事件だ。2万人も死んでいるのに誰も知らなかったなんて」
「僕も救急センターに運ばれて死ぬところだった。あの時は原因も分からずただ肺炎と言われただけ。その後加湿器を使わなかったから、今こうして生きていられる」
「日々のニュースが恐ろしくなった。この国は本当に地獄だよ」(翻訳・編集/吉金)