ブリジット・ジョーンズの新恋人役を演じたパトリック・デンプシー

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人気医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」の天才外科医デレク・シェパード役で絶大な人気を得たパトリック・デンプシーが、『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(10月29日公開)に出演し、レニー・ゼルウィガー演じるブリジット・ジョーンズの新しい恋の相手役を好演。本作で来日したパトリックにインタビューし、女子に支持される男になる秘訣について聞いた。

【写真を見る】レニー・ゼルウィガーをお姫様抱っこするパトリック・デンプシー/[c]Universal Pictures

恋も仕事もめいっぱい奮闘してきたブリジットも、気がつけば43歳のアラフォー女子。キャリアは順調だがいまだ独身で、誕生日もひとりぼっちでお一人様用ケーキをほおばるのみだ。別の女性と結婚した元彼マーク(コリン・ファース)はどうやら離婚調停中らしい。そんなある日、ブリジットはハンサムでリッチなIT企業の社長、ジャック(パトリック・デンプシー)と運命的な出会いを果たす。

レーシングドライバーとしても活躍中のパトリックは、レースのために1年間の休養を取っていた時、本作のオファーをもらったそうだ。「驚いたし、僕でいいの?と思ったよ。『グレイズ・アナトミー』から離れ、映画俳優に目を向けるなかで、この脚本ならこれまでのファンの方々もついてきてくれるんじゃないかと思った。ジャック役は次の一歩を踏み出すには良いキャラクターだなと。レースのスケジュールはもう決まっていたけど、それに合わせて製作陣がスケジュールを組んでくれたのもありがたかったよ」。

現場では、レニーはじめキャストやスタッフがパトリックを温かく迎え入れてくれたと言う。「新しいキャラクターだから、きっとみんなも気になっていたと思う。すごく緊張して読み合わせに行ったけど、そこですごくポジティブな流れになったんだ。きっちりリハーサルをしてくれたので、できるかぎりのことをやったつもりだ。脚本はけっこう変わったけど、時間をかけて向き合えたから良かったよ」。

レニーについては「本当に優しい人」と、人となりを称えた後、女優としての才能の豊かさを強調する。「静かなる自信をもっている方だとも思う。また、ダンスが上手なのは体の動かし方を見ているだけでわかる。役者としても素晴らしく、演技の幅が広いんだ。まさにプロだと思ったよ」。

また、ブリジット・ジョーンズについては「普遍的な真実を内包しているよね。僕は男だけど女性なら共感できるんじゃないかな」と言う。ちなみにひとりぼっちの誕生日については、パトリックも経験があるそうだ。「男性も含めて誰だって一度は経験しているんじゃない?」。

ブリジットとジャックは一夜のアバンチュールを過ごすが、その後レニーの妊娠が発覚。ただ、その翌週にもマークとも寝ていたレニーはどちらが父親なのかがわからない。「ジャックはもしかして自分が赤ちゃんの父親かもしれないと思い、潔く『責任を取るよ』と言うんだ。そこは男として尊敬できるところだな」。

言わずと知れたモテ男のパトリックに、女性にモテる秘訣について聞いた。「やっぱり女性たちが何を求めているのかを聞くことなんじゃないかな。女性が言うことに耳を傾けることだよ。まあ、これは自分自身に言い聞かせていることでもあるよ」。

では、コリン・ファース演じる恋敵のマークについてはどう思っているのだろうか。「すごく道徳心の強いキャラクターだと思う。ただしいつも仕事を優先してしまうから、ブリジット含め恋愛がなかなか上手くいかないんだろうね。マークはブリジットと会っている時も、電話が鳴ると出てしまう。前2作もそうだったでしょ。これは現代人のメタファーでもあるね。みんながスマホなどでSNSをやったりして、その瞬間に存在している相手とのコミュニケーションをとることを忘れてしまっている。やっぱり相手の言っていることに耳を傾けることは大事だよ。自分でも実践したいね」。

最後にパトリックは、女性だけではなく男性も本作を楽しんでほしいとアピールする。「笑って泣いて楽しんでほしい。是非、仲間と観てほしいよ。デートムービーとして最高だから、男子は女子を連れて行ったらどうかな。『ブリジット・ジョーンズの日記』を観よう!と言うのなら声をかけやすいでしょ」。【取材・文/山崎伸子】