Touch Bar搭載の新型MacBook Pro登場で、キーボードは不要になる?【PC市場の未来予想】

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◆待望の新型「MacBook Pro」が発表

 日本時間の10月28日。アップルは15インチと13インチの新型「MacBookPro」シリーズを発表した。キャッチコピーは「指先に、さらなる才能を」。キーボード上部、従来はファンクションキーが並べられていたエリアを刷新し、Touch Barという横長の有機ELサブディスプレイを搭載。アプリケーションによってショートカットキーとして使ったり、スライダーとして使えるジェスチャーインターフェースとしてきた。

 特に有効なのはクリエイティブアプリを使っているときだろう。MacBookシリーズはWindows勢と比較して大きなタッチパッドを採用しており、ユーザビリティで勝る設計がされていた。そして今回のニューテクノロジーTouch Barの採用により、快適かつ的確な操作が行えるPCとして仕立ててきた。

 具体的には写真レタッチアプリで色味を調整するときや、動画編集アプリでタイムラインを操作するときに効果を発揮する。同様の使い方はマルチタッチディスプレイを搭載しているWindows PCでもできるのだが、全方位的にタッチできるのが災いして、目的とは違ったパラメーターを操作してしまうことがあるのだ。そこでTouch Barの、横軸しかないというメリットが効き、特定のパラメータだけを着実に操作できるのだ。

 また右側にはTouch IDを配置し、指紋認証で「ログイン/ネットショッピング」の決済を行えるようにした。iPhone、iPadで浸透させてきたパスワードを入力させない使い方を、ノートPCでも実現しようというのだろう。

◆まずは15インチモデルのスペックから

 PCとしての根幹部分にも手を入れてきた。15インチモデルの下位モデルは第6世代のクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(2.6GHz)、16GB 2,133MHzのメモリ、256GB SSDのストレージ、Radeon Pro 450(2GBメモリ)のグラフィクスチップ、Thunderbolt3ポート×4で構成され、価格は23万8,800円。

 上位モデルは第6世代のクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(2.7GHz)、16GB 2,133MHzのメモリ、512GB SSDのストレージ、Radeon Pro 455(2GBメモリ)のグラフィクスチップ、Thunderbolt3ポート×4で27万8800円となる。

 ディスプレイの解像度は2,880×1,800ピクセル。輝度が従来の300ニトから500ニトに拡張。トラックパッドの面積は倍になり、キーボードはMacBookの薄型キーボードを発展させた第2世代バラフライキーボードを採用。サイズは高さ1.55 cm×幅34.93 cm×奥行き24.07 cm。重量は1.83 kg。従来の15インチMacBook Proより200g近く軽量になった。

◆続いて13インチモデルのスペックは?

 Touch Bar/ Touch IDが付く13インチモデルの下位モデルは第6世代のデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(2.9GHz)、8GB 2,133MHzのメモリ、256GB SSDのストレージ、Intel Iris Graphics 550のグラフィクスチップ、Thunderbolt3ポート×4で、17万8,800円。上位モデルは第6世代のデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(2.9GHz)、8GB 2,133MHzのメモリ、512GB SSDのストレージ、Intel Iris Graphics 550のグラフィクスチップ、Thunderbolt3ポート×4で、19万8800円だ。

 またTouch Bar/ Touch IDが付かない13インチ機も発売される。第6世代のデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(2.0GHz)、8GB 1,866MHzのメモリ、256GB SSDのストレージ、Intel Iris Graphics 540のグラフィクスチップ、Thunderbolt3ポート×2で、14万8,800円だ。

 ディスプレイの解像度は2560×1600ピクセルで明るさなどのスペックは15インチと同様。サイズは高さ1.49cm×幅30.41cm×奥行き21.24cm。重量は1.37 kg。従来の13インチMacBook Proより210g軽量の軽量化を果たす。13インチMacBook Airと比べても20g増に留まっている。