NECは28日、地磁気を活用することでGPS信号が届きにくい鉄鋼製の部材を用いた建物の内部にいる対象者の位置を測定する技術を開発したと発表した。

 地磁気センサやモーションセンサを備えた端末を活用することで位置を測定できるため、追加でビーコンや無線LAN機器などの設備を屋内へ設置する必要がない。また、人工知能(AI)の一種であるディープラーニングを活用して、事前に得た屋内の位置や地磁気の情報をもとに、各フロアの地磁気特徴を抽出、この特徴をもとに屋内の対象者が所持するセンサの地磁気情報から、誤差2メートル以内の精度で位置を測定できる。

 同社は今回開発した技術を、今後ヒアラブルデバイス(イヤホン型端末)向けに、耳音響認証技術、モーションセンサなどと組み合わせ、「どこで」「誰が」「どんな状態か」を把握可能なプラットフォームの提供を目指していくとしている。