26日、捜狐汽車は、「同じアジアの国なのに、中国の自動車製造技術が日本にかなわないのはなぜ?」と題する記事を掲載した。写真は江西江鈴集団の自動車工場。

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2016年10月26日、捜狐汽車は、「同じアジアの国なのに、中国の自動車製造技術が日本にかなわないのはなぜ?」と題する記事を掲載した。

中国ではこれまでも日本の技術力が高く評価されているが、その代表格とも言えるのが自動車だ。記事は、「簡単な溶接一つにしても、中国では数年教わっただけの若造がすぐに機械の前に立つが、日本では厳しい教育と審査を受けなければならない」と指摘。精密機器の領域でも日本との差は大きく、中国はエンジンやボディーの鋼板、ネジに至るまで日本や欧州から輸入している状態だとしている。

その原因はどこにあるのか。記事は「西洋の技術を学ぶという点で、実は日本と中国の始まりはほとんど同じだった」と指摘する。ただ、「当時の清朝が中体西用論(中国の学問を基礎とし、西洋の学問を利用する)を採用したのに対して、日本は全面的に西洋に倣う明治維新を行った。数十年後、洋務運動は明治維新に完敗した」と分析している。さらに、「朝鮮戦争やベトナム戦争で米国を支援した日本は、機械工業の発展のチャンスを迎えた」とする一方、「ソ連に学んでいた中国の発展は、ソ連解体とともに方向性を失うことになった」と指摘。「この100年の工業の発展は日本の2、30年にも及ばず、その差は80年余りにもなる」と論じた。

その後、フォルクスワーゲン、トヨタ、フォードといった世界的に有名な自動車メーカーが次々と中国に工場を建設するが、「核心技術はすべて海外のもので、自国メーカーは“組み立て”の道を歩むことに。海外の技術を消化することを前提に自主生産を進めたものの、市場と利益の追求に走ったことでSUVの発展に傾倒。エンジンは三菱製を直接輸入することになった」などと紹介し、「中国国産車の発展の方向性が不明確な間に、日本はハイブリッド路線を進み、さらにその差を広げた」と分析している。

では、中国が日本の自動車工業に追いつき追い越すには何をしなければならないのか。記事は、「浮ついたり、他社に追随したりすることをやめ、正攻法で自分たちの技術を蓄積していくこと」「宇宙開発領域の鋳造技術と高品質のアルミニウム原料の研究開発を転用し、自動車分野の発展を促すこと」「中国市場で国際基準よりも高い安全検査基準を打ち出し、合弁企業からさらに高い技術を輸出させること」の3つを挙げた。そして最後に、「われわれに欠けているのは技術や人材だけでなく、100年の技術の蓄積。国産車が自らの道を進むことができると信じている」とまとめた。(翻訳・編集/北田)