日本は歴史的にも中国とつながりが非常に強く、特に古代においては様々な文化を中国の王朝から学び、それを独自のスタイルで発展させていった。それゆえ、日本の学校では国語で漢文を学ぶ時間があり、歴史で中国史を比較的詳しく学習するのである。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は歴史的にも中国とつながりが非常に強く、特に古代においては様々な文化を中国の王朝から学び、それを独自のスタイルで発展させていった。それゆえ、日本の学校では国語で漢文を学ぶ時間があり、歴史で中国史を比較的詳しく学習するのである。

 中国メディア・今日頭条は26日、「日本人による古代中国への崇拝ぶりは、教科書の歴史地図から見て取れる」とする記事を掲載した。記事は、日本の中国に対する態度が二極化しており、古代史において包み隠さず崇拝する一方で、近代においては赤裸々に中国を蔑視していると説明。この「矛盾した態度」が、歴史教科書上に十分に表れているとした。

 そして、日本の歴史教科書における中国歴代王朝の記述に対してそれぞれ評価をしている。まず、中国が存在を主張する夏王朝については、日本人は西洋同様認めておらず、中国の歴史は商王朝から語り始めているとした。そして、春秋戦国時代は「中国の教材よりも詳しく描かれて」おり、秦王朝は「南西部の領土を認めていない以外は、具体的である」と評している。

 さらに、漢の記述にも日本人のリスペクトが伺えるほか、三国時代に至っては「骨身にまで融け込むほどの愛好ぶり」が伺えるとした。また、隋、唐、宋、元についてはいずれも具体的に記されていると紹介し、中でも唐については「極度の崇拝」が感じられると論じた。

 明は「チベットや新疆が承認されていない」とし、清については樺太が日本領とされている以外は正確と説明。そして、近代史になると「日本人の態度は大きく変化し、明らかな蔑視を帯びるようになる」とし、「全面侵略戦争を『日中戦争』と称している。南京大虐殺については認めないか、認めても死者数に議論が存在することを強調している」と紹介した。

 古代と近代の中国に対する日本の見方が大きく異なると感じるのは、両国の関係に大きな変化が生じたからに他ならない。極論してしまえば、崇拝する理由がなくなったということに過ぎないのだ。それを「矛盾した態度」と捉えてしまっては、物事をある側面からしか見られなくなってしまう。中国のネットユーザーからは「日本は常に強いものに媚びへつらう」との感想も見られたが、「強いもの」というのは単に軍事的な強さではない。「文化的な強さ」も持っているのである。今の中国にはこの「文化的な強さ」が欠けているのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)