Doctors Me(ドクターズミー)- ベトナム航空で高校生34人吐き気腹痛...海外旅行で気をつけたい食中毒とは

写真拡大 (全4枚)

2016年10月28日(金)成田空港に到着したベトナム航空の便に乗っていた高校生34人に、下痢や嘔吐などの症状を認め、食中毒が起こった可能性があることが報じられました。

千葉県は現在も原因を調査中ですが、今回のように海外で体調を崩すことはけっこうあるようなので注意が必要です。

そこで今回は「海外旅行で気をつけたい食中毒」について、医師に解説していただきました。

ニュースや高校生の症状から考えられる病気

食中毒であった場合、下痢や嘔吐がみられるので、原因となる菌は細菌性赤痢、腸炎ビブリオ、カンピロバクターなど多数考えられます。

海外で起きる食中毒の原因


■魚や肉などの加熱が足りていない

■水道水自体が十分に殺菌されていない

■生の魚などが長い時間放置されたあとに利用されている

■サラダなど生ものについた水から感染する

■手洗いや歯磨きなどの時に、水道水を使ってしまう

海外でかかりやすい感染症


病原大腸菌


病原性大腸菌は原因となる菌の種類が色々ありますがそのうちの「O157」は感染力が強く、症状は発熱、下痢などに加え、悪化すると痙攣や意識障害をきたすこともあるので注意が必要です。

コレラ


コレラ菌で汚染された水や食物を経口摂取することで発症します。症状としてはひどい下痢が特徴で、その性状は米のとぎ汁様とも表現されます。

細菌性赤痢


赤痢菌で汚染された水、食物の経口摂取で発症します。発熱、下痢、粘血便などの症状を呈します。近年、軽度の下痢で済む症例が増えています。

アメーバ赤痢


赤痢アメーバと呼ばれる原虫によって感染します。下痢、腹痛などの症状のほか、イチゴゼリー状粘血便と呼ばれる血便が特徴です。

腸チフス


チフス菌に感染した患者の糞便で汚染された食物などにより感染します。 症状としては下痢、食欲不振などのほか高熱が特徴です。

ランブル鞭毛虫症


ランブル鞭毛虫という原虫による感染で生水などから感染します。 症状は、下痢、全身倦怠感、腹痛、吐き気などです。

海外で食中毒を起こさないための注意点


食事面
・生のものを食べない
・サラダなども食べないようにする

行動面
・屋台などで食べ物を買わない
・日本人を含めた外国人が食事するレストランなどを利用するようにする

食中毒になったら
・下痢止めなどは絶対に服用しない
・水分をしっかりととり、病院受診まで安静にする

医師からのアドバイス

食中毒はだれにでも起こりうるものですが、きちんとした知識、適切な行動により未然に防げるものです。海外旅行の前にはしっかりと準備してからいくとよいですね。

(監修:Doctors Me 医師)