消費者庁は2016年10月24日、2014年までの約5年間で、1歳未満の幼い子どもが就寝中に窒息死する事故が160人に上るという集計結果を発表した。

うつぶせ寝や、大人用のやわらかい寝具に寝かせて起きた事故が目立っており、同庁は「ベビー用のベッドや子ども用の固めのマットレスを使い、あおむけで寝かせるよう心がけてほしい」と注意を呼びかけている。

就寝中は周りに枕やタオル、衣服を置かない

消費者庁の発表資料によると、今回初めて厚生労働省の人口動態統計の死亡調査票を5年分集めて分析した。事故のほとんどが家庭内で起きており、このうち数十人はうつぶせ寝が原因とみられる。

具体的には、布団やマットレスに顔が埋もれたケースが33件、掛け布団が顔にかぶさったケースが17件、ベッドと壁の隙間にはさまれたり、転落したりしたケースが13件あった。また、一緒に寝た家族の体に圧迫されたケースが5件あった。

消費者庁は次のような注意点を呼びかけている。

(1)敷布団やマットレスは固めの物を使用し、やわらかく顔が埋もれやすい寝具は避ける。
(2)できるだけベビーベッドで寝かせる。
(3)子どもが払いのけやすい軽い掛け布団を使う。
(4)就寝中は、周りに枕やタオル、衣服など口や鼻を覆ってしまいやすい物を置かない。