ジェフ・ベゾスの資産「3000億円」分が消滅 アマゾン株下落で

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10月27日、アマゾンは第三四半期の決算発表を行なった。売上はアナリスト予測を下回り、株価は下落。これによりCEOのジェフ・ベゾスの資産額は32億ドル(約3,370億円)の減少となった。

現地時間27日16時45分時点で、ベゾスの総資産額は675億ドル(約7.1兆円)。3位のウォーレン・バフェットをおさえ、米国で2番目に裕福な人物のポジションにある。1位にはビル・ゲイツが君臨している。

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アマゾンの7〜9月期の売上高は前年同期比29%増の327億ドル。純利益は2億5200万ドルで、1株当たり52セント。アナリスト予測の78セントを大幅に下回った。これによりアマゾンの株価は818ドルから782ドル付近まで急落した。

ジェフ・ベゾスにとって2016年は、フォーブスの長者リスト「フォーブス400」で2位に浮上した記念すべき年だ。今年10月、ベゾスはこのランキングで15年間にわたり2位の地位にあったウォーレン・バフェットを抜き去った。株価の上昇により、2015年からの1年間でベゾスは200億ドルの資産を増やし、400名の中で最大の資産増を遂げた人物になっていた。

バフェットとの差は26億ドルに

フォーブス400でベゾスが初めてバフェットを抜いたのは7月22日。その前週にバフェットは29億ドルの資産を慈善団体向けに放出しており、アマゾンの株高の影響も受け、リアルタイム集計でベゾスの資産額が瞬間的にバフェットを上回った。その翌週、アマゾンは好調な第二四半期決算を発表し株価はさらに上昇。ベゾスの資産額はそれまでで最高額の665億ドルに達していた。

ベゾスとバフェットの資産額は抜きつ抜かれつの関係にあるが、10月27日の決算発表の直前には、ベゾスはバフェットを60億ドル上回っていた。それが、現時点では26億ドル分のリードまで縮小した。

ベゾスがフォーブス400に初めて登場したのはアマゾンがIPOを果たした1997年の翌年で、当時の資産額は16億ドル(約1,685億円)だった。以来、アマゾンの株価は540倍の成長を遂げ、ベゾスを世界的富豪の地位に押し上げた。