中国の億万長者ランキング 「宅急便」創業者が4位に急浮上

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フォーブスは中国の富豪400名ランキングを公開した。今年のトップに立ったのは大連ワンダ・グループ会長の王健林(ワン・ジエンリン)。彼は過去4年間で3回、中国一の富豪に選ばれており、資産額は一年前の300億ドルから330億ドル(約3.5兆円)に増加した。

王が運営するワンダは1990年代に中国の不動産業界のパイオニアとして登場した後、娯楽施設を手がけるエンタメ企業に成長。今年1月には米国の映画会社レジェンダリー・エンターテインメントを35億ドル(約4,000億円)で買収。中国各地に”中国版ディズニーランド”と呼ばれる施設を複数建設している。

インターネット関連では、昨年の10位から5位に急浮上したのがポータルサイト網易(NetEase)創設者のウィリアム・ディン。資産額156億ドル(約1.6兆円)のディンは検索大手バイドゥ創業者のロビン・リー(7位、126億ドル)を抜き去った。上位にはアリババのジャック・マー(2位、282億ドル)やテンセントのマ・ファーテン(3位、245億ドル)といったおなじみの顔ぶれが並んでいる。シャオミのレイ・ジュンは資産84億ドルで、昨年の4位から12位に沈んだ。

”中国版フェデックス”創業者が急浮上

一方で中国のEコマース分野の急成長を受けて4位に躍進したのが、”中国のフェデックス”と呼ばれるSFエクスプレス(順豊)、創業者のワン・ウェイだ。資産額173億ドルのワンは昨年の32位から一気に浮上した。彼の資産額の上昇はSFエクスプレスの親会社、S.F.ホールディングスが7月に上場企業に65億ドルで買収され、企業価値が一気に高まったことによる。

食品業界では2015年に香港証券取引所で上場したダリフード会長のXu Shihui(資産63億ドル)も注目の存在だ。景気減速が伝えられる中国経済だが、食料品業界は堅実な成長を遂げている。

元バイク修理工で電気ひげ剃り等の家電製品で知られるFlyco社創業者のLi Gaitengは資産26億ドルで初のランク入り(76位)を果たした。また、全国規模でベーカリーチェーンを展開するShenyang Toly BreadのWu Zhigangも資産23億ドルで96位に入っている。

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