デンソーは、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転の目となる車載用画像センサーに、ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下ソニー)のイメージセンサーを採用し、夜間でも歩行者を認識できるように高性能化しました。

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車載用画像センサーは、ADAS・自動運転において道路上の白線や前方の物体を識別するセンサーとして開発されています。

今回デンソーは、ソニー製イメージセンサーを採用するため、車載用として要求される搭載性、耐熱性、耐振性などを向上させ、車両搭載を可能にしたということです。

同時に同社では、イメージセンサーで得られたデータの画像処理に関しても、ソニーの画像処理装置(ISP:Image Signal Processor)を活用して、ノイズリダクション・露出の設定を最適化することで認識性能を向上。従来品の画像と比べて夜間の歩行者を認識しやすく撮影できるようにしました。

ソニー製のイメージセンサーは、世界中のデジタルカメラ・スマートフォン・監視カメラ・産業機器に多用されており、世界的にトップシェアを誇っています。

業界では、同業他社に対して2年以上の技術的アドバンテージを保っているといわれており、先日の熊本地震では熊本県菊池市にある画像センンサーの生産拠点が被災、ソニー製イメージセンサーの供給が滞るのではないか、と危惧されたほどです。

夜間の交通事故では、ドライバーが歩行者の存在を目で視認できないケースが多く、重大な事故につながる危険性があります。

日本・欧州が採用している自動車アセスメント「NCAP(New Car Assessment Program)」の安全性能評価基準では、自動ブレーキによる衝突回避の対象に夜間の歩行者を加えることが検討されており、今回デンソーが開発した画像センサーはこれに対応することができます。

(山内 博・画像:デンソー、ソニーセミコンダクタソリューションズ)

デンソーがソニー製イメージセンサーを使用して車載用画像センサーを高性能化(http://clicccar.com/2016/10/28/411710/)