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(台北 28日 中央社)台湾のタレント、チェン・アイリン(陳艾琳)が、「台湾独立支持」とされる過去の発言が原因で、主演の中国大陸映画「女友販売機」を降板させられていたことが24日、同作の陳菱思監督の発表で分かった。

問題視されたのは、中国大陸とのサービス貿易取り決め撤回などを求めた2014年春の「ひまわり学生運動」の際、チェンがフェイスブック上に投稿した賛同のコメント。「台湾は私の国」「人民元が稼げなくても構わない。少なくとも私は自分が台湾人だと知っている」などの発言が台湾独立を支持するものだとして大陸のネットユーザーの怒りに火を付け、ボイコットにまで発展していた。

これを受けて陳監督は24日、中国大陸版ツイッター「微博(ウェイボー)」上で、すでにチェンとの契約を全面的に解除したと発表。今後、国家を分裂させる発言を行った芸能人を起用することはないと強調した。

これに先立つ22日、チェンはフェイスブック上で、「自身の発言には責任を負うべき」「自分の立場が原因で仕事が減ることを恐れない」と述べる一方、「私は異なる教育や考え方がある人を尊重する」と語っていた。

この書き込みは28日午後1時現在までに1万を超える「いいね!」を集めているが、中国大陸のネットユーザーのものと思われる批判コメントも多数寄せられている。

このほか、韓国女性アイドルグループ「トワイス」(TWICE)の台湾人メンバー、ツウィ(周子瑜)が昨年、出演したテレビ番組で中華民国の国旗を振ったことで中国大陸から「台湾独立支持派」だと非難され、謝罪。今年7月には俳優のレオン・ダイ(戴立忍)が同様の批判を浴び、主演の中国大陸映画を降板させられている。

(呉ワンテイ/編集:杉野浩司)