「パクリ」や「模倣」という言葉を聞くと「中国」を連想する人は少なくないだろう。中国にはありとあらゆる製品のパクリが存在し、キャラクターグッズから家電製品、さらには高級ブランド品にいたるまで、さまざまなパクリ製品であふれている。(イメージ写真提供:123RF)

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 「パクリ」や「模倣」という言葉を聞くと「中国」を連想する人は少なくないだろう。中国にはありとあらゆる製品のパクリが存在し、キャラクターグッズから家電製品、さらには高級ブランド品にいたるまで、さまざまなパクリ製品であふれている。

 「パクリ」に関する事例は枚挙に暇がない中国はまさに「パクリ大国」だと言えるが、中国メディアの今日頭条は26日、中国よりもむしろ「日本こそパクリ大国の元祖」だと主張する記事を掲載した。

 記事は日本が古来より中国の各王朝の模倣を続けてきたとし、「中国をパクリ大国と呼ぶ資格はない」と主張。日本は遣隋使や遣唐使を派遣した時期に中国から多くを学び今でもその名残を見ることができるとし、日本が中国から「パクった」と事例として「漢字」、「和服」、「建築物」、「通貨」、「箸」、「花火」、「茶道」、「囲碁」、「和傘」を挙げ、いずれも中国由来のものではないかと主張した。

 さらに、日本は「あらゆる方面で中国文化を模倣してきた」と指摘し、日本は「中国を模倣したのちに独自の発展を遂げたという内容で、国民を洗脳している」と主張、「過去最大のパクリ大国は日本を置いてほかにない」と大げさに批判した。

 とはいえ記事は、「日本は模倣することに長けており、同じパクリでも日本は模倣の質が高い」とする一方、中国のパクリは「劣化するパクリ」だと分析。「この点では日本に倣うべきだ」と認め、「質の高い模倣が可能な日本の仕組みを、中国はパクるべき」と主張した。

 記事は「日本こそパクリ大国」だと主張しているが、こうした的はずれな主張は中国ではよく見られるものだ。このような主張が存在する背景には、中国人が「模倣して良いこと、悪いこと」の区別がついていないことがあるのではないだろうか。正当な権利がないにもかかわらず、類似製品を製造して販売することは他者の権利侵害であり、中国が「パクリ大国」だと批判されるのは他者の権利を侵害しているからだということをまず認識するべきだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)