李大維外交部長

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(台北 28日 中央社)李大維外交部長(外相)は27日、インドネシアのバリで来月7日から開催される国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)総会への参加の可否について、「依然として楽観できない」との考えを示した。

中華民国(台湾)は1964年からICPOに参加していたが、1984年の中国大陸加盟後、「中国台湾」への名称変更を迫られたため脱退している。今年3月にはオバマ米大統領が台湾のオブザーバー参加を支持する上院の法案に署名。外交部も働きかけを続けてきたが、ICPO側は沈黙を守ったままだという。

法案成立に尽力した米民主党のベン・カーディン上院議員は25日、中央社の取材に対し、台湾の国際組織参加は、米国や国際社会全体にとっても重要であると強調。今後も他の議員らと協力して支持を訴えていくと述べた。

また、ICPOの執行委員会では、中国大陸公安部国際合作局の段大啓副局長が委員を務めるが、米共和党のマット・サーモン下院議員は、ICPOでは国連のように新たな加入を無理やり否決することはできないと指摘。国務省は台湾が参加できるよう他の加盟国を説得すべきだと語った。

先月には、中国大陸の柳芳氏が事務局長を務める国連機関、国際民間航空機関(ICAO)の総会に、台湾が招待されなかった問題が起きており、ICPO総会参加の可否に注目が集まっている。

(唐佩君、曽依セン、鄭崇生、廖漢原/編集:杉野浩司)