死と隣り合わせの旅の一部始終をさらす

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 2015年に行われた第31回サンダンス映画祭で観客賞を受賞した山岳ドキュメンタリー「MERU メルー」の予告編が、公開された。

 「ナショナル・ジオグラフィック」の山岳カメラマンでもあるジミー・チンと2人の仲間が、“世界一の壁”と呼ばれるヒマラヤ・メルー峰シャークスフィンの登頂をなしとげるまでの一部始終を自ら撮影。命を危険にさらしながらも標高約6250メートルを制覇しようと奮闘した男たちの挑戦が、圧倒的スケールで映し出される。

 予告編は、吹雪のなか、断崖絶壁をはうようにして設置されたテントの映像と「僕は悟った。ここで死ぬんだと。この山で」という登山家の壮絶な発言から始まる。チンとコンラッド・アンカー、レナン・オズタークというベテラン登山家たちはカメラを自身に装着し、苦闘の日々を余すところなく記録。アクシデントに見舞われたのか叫び声を上げて雪の中を転げまわるなど、POV(主観映像)形式に近い真に迫った映像が体感できる。

 「エベレストとは別次元の難しさだ」「16日間も登ったが、全然先に進めない」「まだ9割は頭の上だ」という生の感情が詰まった発言の数々や、オズタークとおぼしき人物がけがを負って搬送されているショッキングなシーンも登場し、いかに危険な旅だったかをまざまざと伝える内容になっている。

 「MERU メルー」は、12月31日から全国公開。