ブリジット・ジョーンズを久しぶりに演じたレニー・ゼルウィガー

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おかえりなさい、ブリジット・ジョーンズ!レニー・ゼルウィガー主演の人気ラブコメディが11年ぶりに公開。『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(10月29日公開)としてスクリーンに帰ってくる。

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世界の女子と喜怒哀楽を共にしてきたブリジットも気がつけばアラフォーの43歳に。シリーズを通してブリジットを演じてきたレニー・ゼルウィガーを直撃し、いまの胸の内を聞いた。

恋に夢中だがキャリアも大事という崖っぷちのアラフォー女子・ブリジット。今やテレビ局の敏腕プロデューサーとなったブリジットだが、恋愛においてはいまだ運命の相手とは巡り会えていない。別の女性と結婚した元彼マーク(コリン・ファース)はどうやら離婚調停中の身らしい。そんなある日ブリジットはハンサムでリッチなIT企業の社長、ジャック(パトリック・デンプシー)と出会い、2人の間で心を揺さぶられていく。

3作目にして1作目の『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)のシャロン・マグアイア監督と再びタッグを組んだレニー。「とてもうれしかったわ。1作目は彼女の監督デビュー作でもあり、ずっと一緒に成長してきたから。若い時に出会った役をこの年になってからまた演じられたことも本当に面白かった。ただ、どうやってブリジットの進化を見せようかと監督と話し合ったの。それで11年経ったけど、本質的には変わってないというところにたどり着いたわ」。

ブリジットは女子として痛いキャラでもあるが、実はシリーズを通して2人の男性から愛されるという、かなりおいしいポジションにいる。1作目でも2人の男(コリン・ファースとヒュー・グラント)が自分のために争うという「けんかをやめて」さながらのシチュエーションが展開されていたが、今回も元彼マークと新しい恋人ジャックの両方から求愛されるのだからなんともうらやましい限りだ。

レニーは「うふふ。仕事場に行くのが楽しくてしょうがないという部分があったわね」と笑いながら「でも、設定的に複雑なのよ」と苦笑い。「確かにシリーズを通して良い経験をさせていただいたわ。ブリジットはいわゆる超美人じゃないし、これまでは体重もオーバー気味だったし、ファッションもお洒落ではないし。ただ、彼女はすごく魅力的な女性だとも思うの。常に楽観的で明るいし面白いし、思いやりだってあるわ。そういう人と一緒にいるとすごく楽しいもの。自虐的だけどユーモアもあるし、希望ももっている。そして男の人にも自分と同じく欠点があってもいいと思っているし。ある意味、理想的ではあるけど、改善すべき点はあるし、成長の余地もたくさん残っていると思うわ」。

レニーはブリジット役に自身の人生も反映してきたと振り返る。「お互いにシングルで、いろんな悩むべき局面で悩んできたわ。私に愛は訪れないの?仕事はどうなるの?才能がないんじゃないか?と、いろんなことを思いながら人生をブリジット・ジョーンズと一緒に歩んできたの」。

常に幸せになりたいと思って日々奮闘してきたブリジット。演じたレニーは幸せについてどんな価値観をもっているのだろうか。「自分に忠実でいることね。自分が何に喜びを感じるのか、何に興味があるのかを知った上で、素敵な人生を作り上げることがいちばん大事なことよ。それは、社会が提示する『この年代だからこうあるべきだ』という押し付けがましいものはなく、自分に対して正直に生きていくことが幸せなんじゃないかなと」。

最後に、ブリジット・ジョーンズはレニーにとってどんな存在になったのかを聞いてみた。「恵みになったというか夢が叶った役よ。私にもたらされたチャンスね。本作に出演できたことでクリエイティブな人間としても成長できたし、いろんな人と出会えたから。それにいろんな人が自分の話を打ち明けてくれるようになったの。初めて出会った人でも、『ブリジット・ジョーンズ』を通して同じ思いを共有できたことが大きかったわ。私にとってはすごく特別な作品なの」。【取材・文/山崎伸子】