巨匠チェン・カイコー監督と染谷将太がタッグ!

写真拡大

総制作費150億円の大プロジェクトとなる日本・中国共同製作映画『空海−KU-KAI−』(2018年公開予定)の製作報告会見が10月28日に六本木アカデミーヒルズで行われ、程永華(中華人民共和国駐日本国特命全権大使)、荻生田光一内閣官房副長官、角川歴彦(株式会社KADOKAWA 取締役会長)、島谷能成(東宝株式会社 代表取締役社長)、原作者の夢枕獏、松坂慶子が登壇。現在、中国での撮影が佳境に入っているという染谷将太からはビデオメッセージが届けられた。

【写真を見る】丸刈りの染谷将太!中国からのビデオメッセージで空海役への意気込みを明かした

本作は、中国・唐の時代を舞台に、日本から遣唐使としてやってきた若い僧侶・空海が、詩人・白楽天とともに首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る物語。『さらば、わが愛 覇王別姫』(93)などで知られる巨匠チェン・カイコー監督がメガホンをとり、若き日の空海を染谷将太が演じて、満を持して海外初挑戦を果たす。

カイコー監督の美意識によって、唐の時代を再現。大規模なロケ現場で、染谷が丸刈りとなって空海役に挑んでいる。角川会長は、染谷と松坂のキャスティングについて「監督のご指名」と明かし、「『彼が見事な空海を演じているので、安心していいよ』と監督からメッセージをもらった」と安堵の表情。「染谷くんと松坂さんを国際映画界にデビューさせたい」と熱く意気込んだ。

謎の鍵を握る白玲役を演じる松坂は、憧れのカイコー監督とのタッグに「夢のよう」と感激の面持ち。染谷との共演については「お若いのに落ち着いていて、映画を愛しているので志も深い。天才と言われた空海の若き時代を演じるのにぴったり。細やかにアドバイスをくださったり、大変頼り甲斐がありました」と心からの信頼を語っていた。

原作者の夢枕獏は、中国の撮影現場にも赴いたそうで、「素晴らしいですよ。長安の街がそこにある。頭の中に描いていた場所を歩いているというのが信じられず、すごくドキドキする体験だった」と述懐。

また「この映画は、遣唐使船そのものという気がしている」という夢枕。島谷社長も「日中の映画人が両国できちっと公開していこうという、最初の一歩になる」とコメント。「角川プロデューサーとカイコー監督が原作素材の段階から一緒に手を組んで、時間をかけて作ってこられた。日本と中国の映画界が大きく距離を縮めていくきっかけになる作品。映画人にとって大変重要な作品」とその果たす役割について、力強く話していた。【取材・文/成田おり枝】