26日、韓国メディアによると、リオデジャネイロ五輪に韓国代表として出場し見事金メダルを獲得した選手が、韓国で先月から施行された“接待禁止法”金英蘭法の影響で大学留年の危機に直面している。写真はブラジル・リオデジャネイロ。

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2016年10月26日、韓国・文化日報によると、リオデジャネイロ五輪に韓国代表として出場し見事金メダルを獲得した選手が、韓国で先月から施行された“接待禁止法”金英蘭(キム・ヨンラン)法の影響で大学留年の危機に直面している。

今夏、リオ五輪のアーチェリー男子団体に出場し金メダルを手にしたイ・スンユン選手は、尚志嶺西大に在学中の大学生。大会への準備や出場のため今年1学期は全期間休学、2学期に復学したが、単位獲得には出席日数が不足している。こうした場合、従来は担当教授が学生の事情を考慮し単位取得を認めることが多かったが、「不正請託および金品などの授受」を禁止する金英蘭法施行以降、選手から教授への単位認定の要請は「不正請託」と見なされてしまうという。この要請に教授が応じた場合、2年以下の懲役または2000万ウォン(約180万円)以下の罰金が科せられることがあるのだ。

もちろん、リオ五輪で活躍した韓国の大学生選手はイ選手だけではない。「新体操の妖精」と呼ばれるソン・ヨンジェ選手(延世大)やゴルフのチョン・インジ選手(高麗大)も講義への出席より大会への準備を優先したはずだ。しかし両選手が在学する大学は、リポート提出や動画講義の視聴などで出席と認めるべく、事前に学則改定を済ませていた。イ選手の尚志嶺西大は学則改定を行っていなかったのだ。

ある大学の関係者はこうした事態を受け、「休学のない高校生の場合、状況はもっと深刻になる。来月から平昌冬季五輪に向けたキャンプが始まれば混乱が起こるだろう」と懸念を示した。

記事は選手の事情を考慮すべきとの論調でこれを報じたが、韓国のネットユーザーからは留年もやむを得ないとするコメントが多数寄せられている。

「金メダルと学業は別ものでしょ」
「なぜ大学なんかに入ったの?スポーツだけしてればいいのに」
「初めから入学しなければいいんだ。出席もしない生徒を卒業させるなんて、先進国ではまずあり得ない」

「それが普通だよ」
「当然だよ。五輪に出てたからって出席と認めるような二流大学ならまだしも、看板狙いでいい大学に入るのがいけない」
「君たちになぜ大学が必要なんだ?大学は勉強する所であってスポーツをする所じゃない」

「メダルを取ったからってすべての免罪符にはならないさ。メダルも取って卒業証書ももらうつもり?」
「キム・ヨナはあんなに大変なスポーツをしながらも卒業したよ。それがなぜ君たちにできないんだ?」
「何が問題なのか分からない。これを大目に見て単位をあげたら、そこから不正が始まる」(翻訳・編集/吉金)