前半6分、日本はFW岸本武流が右足で先制ゴール

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[10.27 AFC U-19選手権準決勝 日本 3-0 ベトナム]

 19歳以下のアジアナンバー1を争うAFC U-19選手権バーレーン2016は27日、準決勝を行い、すでに17年U-20W杯(韓国)出場を決めているU-19日本代表はベトナムと対戦。前半6分にFW岸本武流(C大阪)、同10分にFW中村駿太(柏U-18)がそれぞれゴールを奪った日本は後半にも中村が加点して3-0で快勝した。日本は06年大会以来となる決勝進出。過去6度準優勝の日本は初優勝を懸けて30日の決勝でサウジアラビアと戦う。

 2020年東京五輪を23歳以下で迎える97年生まれ以降の選手たちで構成されているメンバー。「東京五輪世代」の日本が初優勝に王手を懸けた。タジキスタンに4-0で快勝して準決勝進出とU-20W杯出場を決めた準々決勝から中2日で向けたこの日、日本は準々決勝から先発10人を入れ替えた。4-4-2システムのGKは廣末陸(青森山田高)で4バックは右SB岩田智輝(大分)、CB板倉滉(川崎F)、CB町田浩樹(鹿島)、左SB初瀬亮(G大阪)。中盤は市丸瑞希(G大阪)と原輝綺(市立船橋高)のダブルボランチで右MF遠藤渓太(横浜FM)、左MF長沼洋一(広島)。そして岸本と中村が2トップを組んだ。廣末、板倉、町田が今大会初出場。唯一、タジキスタン戦に続いて先発した市丸がキャプテンマークを巻いた。

 その日本は開始10分間で2得点を奪う。前半6分、市丸が右サイド後方から蹴り込んだFKを中央で板倉が競り勝つ。これに反応した岸本が、高く跳ね上がったボールの落ち際を右足ダイレクトでゴール右隅へ沈めて先制した。日本はさらに10分、初瀬の左足FKがゴール左隅を捉える。これはGKにファインセーブされたものの、こぼれ球を長沼が繋ぐと、PA中央に入ったボールを中村が右足ダイレクトで合わせて2-0とした。

 日本はこの後もベトナムを圧倒する。攻撃の連係を欠くシーンも多発したが、それでも奪われたボールを岩田や原、市丸がすぐに奪い返してベトナムにカウンター攻撃を許さない。24分には右サイドを駆け上がった市丸の折り返しから岸本が反転シュート。26分には右中間でDFを抜き去った長沼の右足シュートがゴールを襲う。そして28分には右サイドの遠藤がグラウンダーでPAにボールを入れると、中村を経由して中央で受けた岸本がDFにファウルで止められてPKを獲得。だが、キッカー・初瀬の左足シュートは右へ跳んだGKにストップされて追加点とはならなかった。

 前半、ベトナムをシュート1本に封じた日本は後半立ち上がりにPAまで押し返されたが、冷静に封じると6分に3点目を奪った。遠藤の右クロスをDFがクリアしようとしたが、PAのFW中村が2連続でブロック。2回目にブロックしたボールがそのままゴールネットを破る幸運な形のゴールで3-0とした。

 前からプレスを掛けてこないベトナムに対し、ボールを保持してゲームをコントロールする日本は遠藤のドリブルや中村のシュートなど積極的にゴールヘ向かう姿勢も目立つ。16分には市丸に代えて冨安健洋(福岡)を投入。今大会4試合でCBを務めてきた冨安は初めてボランチでの出場、キャプテンマークは町田が引き継いだ。廣末が守るゴールを脅かされることなく攻め続けた日本は中村や遠藤が決定機を迎える。44分には岸本に代えてエースFW小川航基(磐田)を投入。そのまま今大会無失点を継続して3-0で勝った日本は、10年ぶりとなる決勝で悲願の初優勝に挑戦する。