手足でスイスイ登れる!省スペースな人力エレベーターが開発された

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近い将来、住宅から階段が不要になるかもしれない。

そんなことを予想させる、シンプルなエレベーターが開発された。このエレベーターに電力はいらない。人の力で簡単に動く、人力エレベーターだ。

滑車の組み合わせで楽々上昇

この装置「Vertiwalk」を開発したのは、オランダで活動する工業デザイナーであり、大学教授であり、発明家でもあるロンバウト・フリーリンクという人だ。

下の動画で見ると分かりやすいが、この装置に座って手足を動かすと、まるでエレベーターのように上に昇っていくことができる。

Rombout

動画の中で実際にやっている人の表情からもわかる通り、力はほとんど必要としない。フリーリンク氏が考案した独自の滑車の組み合わせが用いられており、階段を登るエネルギーの10分の1でこと足りるとのこと。

高齢の人はもちろん、身体に障害がある人が手だけで昇っていくのも簡単にできるらしい。

都市の住宅事情と高齢化に対応

フリーリンク氏がVertiwalkを考案した理由は2つある。ひとつは、都市部の住宅事情に対応するため。都市部の人口はヨーロッパでも年々増えており、スペースがますます少なくなっている。そんな中、このVertiwalkがあれば、狭いスペースを有効に利用できるようになる。

もう1つの理由は、高齢社会への対応だ。高齢者にとって階段の上り下りは大変だが、誰もが高額の電動エレベーターを設置できるわけではない。そんな時Vertiwalkが役立つ。

Vertiwalkの価格は現在未定。また、一般市場での販売時期も未定だが、「試作機を自宅に設置したいという人を募集している」とフリーリンク氏は言う。