残業自慢はお粗末か?

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電通の女子社員が長時間の残業を受けて、うつ病を発症し自殺したことが労災認定を受けたニュースが話題となっています。最盛期には月100時間を超える残業を強いられていたといわれています。

残業自慢?

それを受けて、「大手広告代理店なのだからそれくらいの残業は当たり前だ」といった反応が出ています。特に、中高年の男性、いわゆるおっさんたちが、そうしたことを言い出すようになりました。昔は「週に一度しか帰れなかった」とか「朝まで仕事して家に戻りシャワーを浴びてそのまま出社した」とかそういったものです。

昔の残業とは違う?

ですが、これは昔と今を同じ基準でとらえている乱暴な見方であるということもいえるでしょう。労働の作業の質、効率というものが昔と今でまるで違っているのです。例えば、いまはネットのメールで瞬時に、相手とつながることができますが、昔は書類のやりとりにも郵送を使っていたわけです。そうなると1日や2日のタイムラグが生ずることになります。さらに、ワープロが出る前は手書きの書類で処理していたわけですから、その分時間がかかります。昔の残業というのは、いまならば一瞬でできることを、時間をかけてやっていったとうこともできます。携帯電話でどこでも呼び出される環境でもありませんでした。今の会社員は昔よりもより忙しく、濃密で過酷な労働を強いられているのは確かでしょう。

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