台湾新幹線が上場、創立20年目の「新たなスタート」

写真拡大

(台北 27日 中央社)台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)が27日、台湾証券取引所に上場した。前身の「台湾高速鉄路企業連盟」(1996年11月設立)を含めると、創立から20年目での実現で、高鉄の江耀宗董事長(会長)は「上場は新たなスタートを意味するものだ」と語った。

高鉄の建設は2000年3月に着工。同年12月には日本の新幹線システムの採用が正式に決まった。全線開通は7年後の2007年3月で、主要都市の北部・台北と南部・高雄(左営)を約1時間半で結んだ。

近年は、巨額の累積赤字により経営破綻の危機に陥っていたが、昨年財務の建て直しを行い、減資と再増資を経て黒字転換を果たした。この過程で政府は持ち株比率を2割から6割に高め、経営権を握っている。

高鉄は、運賃を値下げしたにも関わらず、今年は1〜9月期の売上高が300億6218万元(約991億6700万円)と、前年同期比で2億2097万元(約7億2900万円)増加しており、経営は安定していると強調。今後は、技術の輸出などにも積極的に取り組みたいとしている。

(韋枢/編集:杉野浩司)