ロシア北方領土なぜ返さない?

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長い間、こう着状態にある北方領土問題が解決するかもしれないという動きを見せつつあります。そもそもの疑問としてロシアは長年にわたり、北方領土を実効支配してきましたが、なぜ返さないのでしょうか? もともと日本の領土であったわけですから、返してもらうのは当然であるという見方もあるでしょう。ですが、ロシアの言い分というものもあるでしょう。

防衛戦略上重要である

まず北方領土は、ロシアにとって防衛戦略上重要な場所であるということがいえるでしょう。世界地図を見ればロシアが太平洋上に出るにあたり、北方領土はちょうど良い位置にあることがわかります。北方領土はロシアにとってはアメリカにもっとも近い場所のひとつでもあります。より北のベーリング海峡のあたりは冬は凍結してしまうため、自由に動き回れる海ということでは、北方領土は重要な要所なのです。

日本が放棄したという見方

1945年に日本は戦争に負けました。その後、1952年に、北海道、本州、四国、九州の四島以外の主権を放棄しました。日本が海外に持っていた植民地、領土を放棄するものです。その際、千島列島や南樺太に対する主権も放棄しており、その千島列島に北方領土も含まれているというのがロシアの見解です。日本は日本が放棄した千島列島に、北方領土は含まれていないという見解を示しており、これが両者で食い違っているのです。

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