今年もハロウィンの季節がやって来た。近年日本で盛り上がりを見せるこのイベントでは、東京・渋谷をはじめとする各地で大勢の仮想した市民が出現する。脱日常的なお祭りムードに参加者のテンションは最高潮に達することだろうが、一夜明けた現場にゴミが散乱していてはガッカリだ。マナーやモラルを守ったうえで、楽しい時間を過ごしたいものである。(イメージ写真提供:123RF)

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 今年もハロウィンの季節がやって来た。近年日本で盛り上がりを見せるこのイベントでは、東京・渋谷をはじめとする各地で大勢の仮装した市民が出現する。脱日常的なお祭りムードに参加者のテンションは最高潮に達することだろうが、一夜明けた現場にゴミが散乱していてはガッカリだ。マナーやモラルを守ったうえで、楽しい時間を過ごしたいものである。

 中国メディア・捜狐は18日、「一国の教育レベルは、ゴミの分類に表れる」とする記事を掲載した。日本ではゴミ分別が非常に徹底しており、その理念や仕組み、徹底ぶりから、日本の社会教育がいかに行き届いているかを紹介する内容である。

 記事は、日本を初めて訪れた中国人観光客の多くが、環境の良さや清潔さ、空の青さ、街にゴミくずが落ちていないことなどに驚きを禁じ得ないとし、「美しい環境は、もはや日本の名刺のようになっている」と評した。そして、「日本では生活ごみの分類にとても厳格かつ細かい規定がある。しかも地域ごとにそれぞれ具体的なルールを設けている。ゴミの焼却や埋め立てによる空気や環境の汚染を最大限減らし、可能な限り資源のリサイクルを実現するためだ」と説明した。
 
 そのうえで、ゴミの種類が燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトル、カン、ビン、資源ゴミ、粗大ゴミ、新聞、雑誌、古紙、段ボールなど非常に細かく分かれていること、それぞれ決められた下処理やまとめ方をしたうえで、決められた時間と場所に出すことが求められていることを紹介。この煩瑣な作業を支援すべく、各自治体でゴミの分別マニュアル冊子を各家庭に配布しているほか、各製品の包装にも何のゴミとして出すべきかのマークが明記されていると伝えた。

 記事は、ゴミの分別が「ほんの些細な事に過ぎないのだが、一目で彼らのモラルや素養、教育レベルが分かる」とし、「われわれに必要なのは学ぶこと。自らが、そういう一個人になることなのである」と結んでいる。

 「ゴミのない、美しい社会」は、意識のある一部の人だけが頑張っていても実現するものではない。個人への教育や働きかけを絶えず続けることで「少数派」を「多数派」に変えていく。そうしてこそ初めて社会全体のムードも変わってくるのだ。単に「日本を見習え」、「個人から行動を始めよ」と叫んでいては始まらない。社会を動かすきっかけを、行政がよく考えて作っていかなければならないのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)