世界の多くの国や地域で「便利な乗り物」として愛されている自動車。しかしその「文化」はそれぞれの風土や生活習慣などによって多少なりとも異なるのである。中国メディア・車城は17日、日本における独特の自動車文化について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 世界の多くの国や地域で「便利な乗り物」として愛されている自動車。しかしその「文化」はそれぞれの風土や生活習慣などによって多少なりとも異なるのである。中国メディア・車城は17日、日本における独特の自動車文化について紹介する記事を掲載した。

 記事は、東京や大阪、京都など本州の大都市を巡る1週間の旅行で見かけた日本の自動車文化の印象について紹介している。まず、多く見かけたブランドとしてトヨタ、ホンダ、日産、マツダといった世界的に有名な日本ブランドを挙げ、「十分な技術に加え、資源の限られた島国であることから、燃費の良い日本車が大部分を占めるというのも不思議ではない」と評した。

 また、多く見かけた自動車のタイプでは、日本独自の規格である軽自動車を挙げた。寸法や排気量を制限する一方で減税などの優遇措置が取られている軽自動車は「エネルギー節約、排ガス削減の道を進む一方一方、日増しに高齢化が深刻化しているなかで、より実用的な軽自動車の売り上げがさらに伸びている」と説明した。

 記事はさらに、日本人の自動車運転における習性について紹介。日本には「他人に迷惑をかけない」という考え方があるが、それが日常の自動車運転にも表れているとしたうえで、7日間の滞在でわずか1回しかクラクションの音を聞かなかったこと、横断歩道を渡ろうとする人がいる場合は手前で停車して譲ることを伝えた。また、高速道路において「渋滞時に車間を詰め過ぎない、路肩を走行しない」といったマナーが守られているとした。

 日本の自動車社会で最も大切にされているのは、譲りあう心だ。歩行者や他の自動車に道を譲ることでちょっとしたロスが発生したとしても、自分勝手な運転によって交通秩序が乱れることで生じるロスに比べれば非常に小さいものである、ということをドライバーたちが認識しているのである。中国の自動車社会は21世紀に入って急速に発展し、自動車所有台数も爆発的に増えた。しかし、譲り合いの精神がスムーズな交通を支えるという考え方の浸透には至っていないのが現状だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)