連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第4週「四つ葉のクローバー」第21回 10月26日(水)放送より。 
脚本:渡辺千穂 演出:安達もじり


「友情という永遠にかけがえのないはずだったものは時を経て代わってしまったのでしょうか」(ナレーション/菅野美穂)

すみれ(芳根京子)は女学校時代のお友達・良子(百田夏菜子)と君枝(土村芳)に再会した。
生計を立てるために物作りをしたいすみれは、3人で何かできないだろうかと提案したが、良子も君枝も弱気で、君枝の義母には巻き込まないでほしいと言われ、しょんぼり。
でも、いいこともある。
英輔(松下優也)がおしめ用の生地をみつけてくれた。
すみれはまた、明美(谷村美月)のところへ行って、おしめの生地と引き換えに、おしめの作り方を教えてもらう。
赤ちゃんが気持ち良いことを一番に考え、生地を煮沸消毒し、夜なべして針仕事するすみれ。
お部屋のやかんで手を温める仕草があるのとないのとでは、何かが違う。
ランプの灯りでおしめを縫うすみれはレンブラントの絵のようだ。

やがて、エイミー(シャーロット・ケイト・フォックス)の赤ちゃんが生まれ、すみれは焼け残った母の形見のウエディングドレスから、赤ちゃんの洋服を作ることを決意する。
ドレスをみつめるすみれの傍らにやかんがかけてあって湯気が立っている。すてきなやかんの優しい主張。

「赤ちゃんが大人になってその子供にもまた着せられるような。その子がまた子供にも着せられるような。ずっと大事にできるものがいいって」(すみれ)

お母さんの形見を着て嫁にいったすみれが、子供が代々着られるような服に作り変える。それは外国に渡っても何十年も残るのだと涙するすみれ。
古今東西変わることない「母の想い」のこもった物をつくるため、3人が力を合わせることに。
ええ話じゃないですか!
(木俣冬)