「おいしい料理を作るためなら、あなたは何を犠牲にしたっていいんですか」

晴子(川口春奈)の問いに、光子(天海祐希)は自信満々に答える。

「当然! 料理人なら、おいしいものを作るために一切手を抜いてはいけないの」

2016年10月20日に第2話が放送された『Chef〜三ツ星の給食〜』(フジテレビ 木 よる10時)。
腕によりをかけて作った給食をこどもたちに酷評されてしまった三ツ星シェフ・光子。
第2話では、栄養管理士の荒木(遠藤憲一)や調理師補助のメンバーたちから「給食のルール」を叩き込まれる。


給食のルールvs光子の強靭な体力とプライド!


「それが、給食のルールだ!」(カーン!というSE)

厳しく衛生管理されている給食室。
光子に給食作りのルールを1つ教えるたびに、荒木の決め顔がドアップになる。
光子の決めゼリフは「私の料理は、いつだって最高においしいのよ!」だったけど、荒木の決めゼリフはこれか。

前半は、「検品」「洗浄」「切裁」の方法、そしてカロリーや12栄養素の量など、細かく決められているルールをテンポよく説明してくれる。
荒木の決めゼリフとともに。

「どこの誰が決めたルールなのよ!」

「文部科学省の学校給食法で決めたルールだ!」

「学校給食法」って、あるんだ。知らなかった。
例えば、給食1食分のナトリウム(塩分)量は「2.5g未満」と決まっている。
日清のどん兵衛 きつねうどん(東日本版)には、2.2gのナトリウムが含まれている。うどん1杯に使われている塩分を、主菜、副菜、汁物、ご飯、デザートと分配するのだから、味が薄くなるのは当然なのだ。

生臭くて骨があるため、こどもたちに嫌われている給食メニュー「さんまの生姜煮」。
それを「おいしい」と言わせるため、光子は早朝から1人だけで下ごしらえを始める。
さんまは、ネギの頭、生姜、梅干し、昆布と下茹ですることで臭みを抜いた。

「修業時代はね、睡眠時間3時間。あとはずーっと立ちっぱなしで下ごしらえ。それが365日、何年も続いた。だから私、体力には自信があるの」

第1話で篠田(小泉孝太郎)も認めていた光子の「強靭な体力とタフなメンタル」の理由だ。
苦労自慢というよりは、自分のバックボーンを説明するように、淡々と話しているように感じた。天才にとっては、苦労も苦労ではなかったのかもしれない。

駐英大使・吉田茂の料理番のスープ「パリソワール」


今回、銀座に店を構えるファッションブランド「MICHEL BLANCHOT(ミシェル・ブランショ)」のレストランから、光子をシェフとして雇いたいとオファーが舞い込む。
広報宣伝部部長・金沢(西村和彦)からの依頼で光子がオーナーに振る舞ったフランス料理の中に、「パリソワール」というスープがあった。
「パリソワール」とは、直訳すると「パリの夕暮れ」。コンソメスープを夕焼け、ヴィシソワーズを雲に見立ててグラスやスープ皿に重ねた料理だ。
実は、パリソワールを生み出したのは日本人。フランス料理シェフの志度藤雄だという。

光子こだわりすぎて笑える


「ただの『おいしい』なんかじゃ引き下がれない。私が作った給食を『最高においしい』と言わせるまで、ここを辞めるわけにはいかないのよ!」

第2話で、予想の斜め上をいくプライドの高さを見せた光子。突き抜けたこだわりの強さに、笑いがこらえ切れなかった。
今夜放送の第3話では、親子給食で大人にもこどもにも「最高においしい」と言わせるナポリタンに挑む。

実は、これまでの光子の給食レシピが、YouTubeチャンネル「ビデリシャス - おいしい動画 -」で公開されている。
光子の給食を夕食に『Chef〜三ツ星の給食〜』第3話を楽しみたいなあ。

ルーを使わないハヤシライス|Bon appetit chef:https://youtu.be/qP8WvBObhew

鱈とじゃがいものオーブン焼き|Bon Appetit Chef:https://youtu.be/-sc31pI-ofc

ドラマ本編の見逃し配信は、FOD(フジテレビオンデマンド)、またはTVerでどうぞ。