日本学生支援機構が発表したデータによると、2015年度における日本の中国人留学生数(大学、短大、専門学校、語学学校など)は9万4111人で、留学生全体の約45%を示した。少子化に伴い日本人学生が減少するなか、中国人留学生は各学校において非常に重要な「客層」となっている。現在留学中の彼らは、日本の学校ついてどのように考えているのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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  日本学生支援機構が発表したデータによると、2015年度における日本の中国人留学生数(大学、短大、専門学校、語学学校など)は9万4111人で、留学生全体の約45%を示した。少子化に伴い日本人学生が減少するなか、中国人留学生は各学校において非常に重要な「客層」となっている。現在留学中の彼らは、日本の学校ついてどのように考えているのだろうか。

 中国メディア・人民日報海外版は20日、日本で過ごす中国人留学生が日本での生活について、どう考えているかを紹介する記事を掲載した。そのなかで、日本の大学に対する印象を、3人の留学生が語っている。

 まず1人目は「日本の大学は学術研究を非常に重視している」とし、学生のために充実した設備を提供してくれるとした。その例として豊富な蔵書数を誇る図書館を挙げたほか、研究室も常に学生たちが学術関連のテーマでディスカッションしており「アカデミックな雰囲気が濃厚である」とも説明した。2人目は、「自由度の高さが日本の大学における教育の特徴だ」と語った。

 記事は、学生を主役とし、学生の自主性や思考力、創造力を高めようとする姿勢が、日本の大学が「成果」を出してきた大きな要因であると解説。その一方で「近年、日本の大学はランクを下げ続けており、注目を受けている」とし、その理由として3人目の話を紹介した。

 3人目の留学生は、ここ数年日本は「ゆとり教育」、「均質化教育」を推進し、学生の負担を軽減するとともに入学のハードルを下げることを提唱してきたと説明。この流れにより、入学時の競争が激しくなくなると同時に、「学生全体の学習能力の低下ももたらした」としている。

 学生の質の低下という問題は、中国人留学生にも同じようなことが言える。かつてはエリートの特権ともいえた国外留学の門戸は、経済や社会の発展により大きく開かれた。これに伴い、ますます多くの中国人学生が国外で学ぶことを選択している。しかし、量の増加はしばしば質の低下も招くのだ。国としてより多くの留学生を呼び込もうとする中で、留学生の質をどう確保していくかについても考える必要がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)