テレビ朝日「モーニングショー」が慶応大学の集団暴行疑惑をめぐる報道を謝罪

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27日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)が、慶応大学の集団暴行疑惑の報道について、約1分50秒におよぶ謝罪を放送した。

番組では、20日の放送で「慶応大学広告学研究会のメンバーによる集団暴行疑惑」を報道。宇賀なつみアナはその報道内容について「広告学研究会関係者への取材を中心とした報道」で、「当時撮影されたとする動画を見た」とする人物のコメントを報じていたが、それは「(広告学研究会関係者の)所感のみを伝えたもので客観性に欠けていました」と身内が身内の所業に対する感想を伝えたに過ぎない、と振り返った。

また、宇賀アナは「メンバーの知人らが学内で女性の交友関係を調査している」という旨を放送した際、女性が知人に宛てたLINEの内容を放送していたが、それは「女性のプライバシー保護の観点から適切ではありませんでした」と非を認めた。そして「いずれも女性に対する配慮に欠けるものでした。ここにお詫び申し上げます」と、謝罪の文章を読み上げた。

羽鳥慎一アナは、この広告学研究会メンバーによる学内調査について、被害女性の弁護士が「学内における被害女性の特定につながる恐れがある行為であり、2次被害そのものである」とコメントしていることを紹介。そして「私たちの放送も、女性にとって非常に辛い気持ちにさせるものだったというふうに感じています」と2次被害に加担したと認めた。

さらに宇賀アナは、広告学研究会OBの証言を取り上げて「大学側が動画を確認し、事件性はないと判断したと聞いている。主犯格とされる学生は停学処分になっている」と報じていたが、それは間違いだったと言う。番組が大学側に取材したところ「動画は確認していない」「『事件性なし』と判断したわけではなく、報道されているような事件性を確認するには至らなかった」「学生への処分を行ったというのは事実ではない」という回答があったとのこと。

宇賀アナは、この問題は現在警察が調査しており、「その中で私たちの報道ももっと丁寧にするべきでした」と語って、この話題を締めくくった。

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