総人口約2500万人の北朝鮮で、324万台の携帯電話が使われていることが、米中央情報局(CIA)の調査で明らかになった。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

CIAが19日アップデートした世界各国の資料「ファクトブック」によると、北朝鮮の昨年7月現在の携帯電話の台数は、324万台だ。

100人あたりの携帯電話の加入数は2015年6月の時点で13台。これはエリトリアの7台、中央アフリカの18台と並ぶ世界最低レベルだ。ちなみに日本は125台、韓国は120台、米国は119台、中国は95台などとなっている。

北朝鮮の携帯電話事業は、エジプトのオラスコム社が2008年12月に、朝鮮郵便通信公社との合弁で「コリョリンク」を設立し始まった。その後、2011年には強盛ネット、2015年にはピョル(星)が設立され、3社体制となっている。

その後、1年で加入数が10万台を記録した。CIAの資料によると、2011年に100万台を突破したという。その後も加入数は右肩上がりで増加し、2014年には280万台(韓国統計庁調べ)に達した。現在は300万台以上に達していると言われている。

なお、この数字には、国境地帯で使われている中国キャリアの携帯電話の数は含まれていないものと思われる。

ちなみにこのファクトブックによると、今年7月の北朝鮮の人口は2511万5311人、65歳以上の人が人口に占める率は9.19%で、高齢社会の前の段階の高齢化社会に突入した。