眞鍋かをりさんは、マンモグラフィーと超音波検査の併用を勧められたと明かした(2016年7月撮影)

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【白熱ライブビビット】(TBS系)2016年10月20日(木)
「ビビットFOCUS乳がん」

乳がん検診と言えば、マンモグラフィー(乳房X線検査)が一般的だ。ところが、マンモグラフィーでは異常なしとの結果だったのに、数か月後に乳がんが見つかったケースを番組では紹介した。

たとえ腫瘍があっても、X線の画像からは見つけにくいタイプの乳房があるという。「デンスブレスト」(高濃度乳房)と呼ばれ、日本人は半数に上る多さだ。

密集した乳腺と重なって腫瘍が判別できない

マンモグラフィーを15年近く受けてきたという風間沙織さん(52)の場合、「異常なし」の通知を受け取ってから5か月後に乳がんが見つかった。

検査後、風呂上りにボディーローションを塗っていた時、何の気なしに胸を下からグイッと上げた際に「こつっと当たった」。不安になり、数日後に乳腺クリニックでエコー(超音波)検査を受けた。医師からは「マンモグラフィーだと分からないけれど、超音波だと確かに何かある」と告げられた。

風間さんは、デンスブレストだった。乳房のタイプは4つに区分されるが、このうち乳腺の密集度によって「不均一高濃度」「高濃度」と判定されたのがデンスブレストにあたる。

濱岡ブレストクリニックの濱岡剛院長によると、マンモグラフィーで腫瘍が見つかった場合、画像には白く写るのに対して、乳房の脂肪部分は黒くなるので判別しやすい。一方デンスブレストは乳腺自体が密集している乳房なので、撮影するとその部分が白く写ってしまい、たとえ腫瘍があっても色が重なって見つけにくいのだ。

濱岡院長「高濃度の乳腺でも、異常所見がない場合は正常として伝わることが多い」

つまりデンスブレストで、明らかに腫瘍だと分からない限り、たとえ有無がはっきりしなくても検診上は「異常なし」となる。隠された乳がんを見つけ出す手だてが必要だ。

乳がんが見つかった風間さんは、その後手術で片方の乳房の乳腺をすべて摘出した。他の臓器への転移はなかった。そのうえで、こう訴える。

風間さん「『マンモじゃよくわからないから、エコーやった方がいい』と言って欲しい」

超音波検査とマンモグラフィーの併用を

番組では、東京23区と20政令指定都市にアンケート調査を行った。「受検者が高濃度乳房だった場合に本人に伝える仕組みを自治体として作っているか」との問いに対して、「作っている」と答えた自治体は2つにとどまった。

一方、番組が取材した埼玉県所沢市の保健センターでは、市で行った乳がん検診のマンモグラフィーの画像を医師が読影していた。乳腺の評価を4段階に分類し、特に高濃度の人は「超音波検査を併用したらどうか」と患者に説明するのだという。

スタジオでは、女性陣のトークが繰り広げられた。

真矢ミキ(女優)「私も乳腺症と言われていて、『様子を見ていきましょう』という言葉が何となく曖昧で...」
三輪記子(弁護士)「妊娠中に胸にしこりがあって、心配になって医師に相談したら『エコーを受けてください』と。私も『様子を見てください』と言われました」
南美希子(エッセイスト)「20歳過ぎでしこりを感じて診察を受けたら、乳腺症の診断。以来ずっとマンモとエコーは続けています」
眞鍋かをり(タレント)「今授乳中で、マンモができるかを相談したら、高濃度の人と同じように写ってしまうと言われ、『やるんだったら(マンモとエコーの)両方セットでやってください』と医師からは勧められました」
南「日ごろ触ってみて『ちょっとおかしいな』と思ったら、間違ってもいいから受診することですね」