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ネットラーニングは10月26日、e-Learning Initiative Japan主催の「eラーニングアワード2016フォーラム」において、機能統合型プラットフォーム「Multiverse」が、学習履歴の世界標準「Caliper」を実装する学習管理システム(Learning Management System:LMS)として認証されたと発表した。

Caliperは、北米に拠点を置く、eラーニング・ICTを活用する教育分野の国際標準化推進コミュニティ「IMS GLOBAL Learning Consortium(IMS-GLC)」が定める学習履歴の世界標準で、LMSやアプリにこれを実装することで、世界中のLMSやアプリからデータ収集が可能となり、かつそのデータを用いた学習理的の統合や分析が可能になる。

具体的には、講義動画の視聴履歴や動画の一時停止、全画面表示、巻き戻し、再生速度変更、ミュートといった履歴の記録などが可能。こうしたデータを企業や大学などの教育機関は分析することで、学習コンテンツの品質向上を図ったり、学習者に対して、より的確な指導や学習支援の提供を行うことが可能になるほか、学習者自身も、どのLMSやアプリを用いても、自分の学習履歴を統合して管理、閲覧するといった、学習履歴の持ち歩きが可能になるという。

また同社は、併せて大学の教職員向けに情報セキュリティ、個人情報保護の研修用eラーニングコースを提供していくことも明らかにした。これは、eラーニングを活用した企業研修で得たノウハウを元に、大学教職員用の専用講座として開発したもので、「大学教職員のための情報セキュリティの基礎」と「大学教職員のための個人情報保護の基礎」の2つのコースを用意。

いずれも受講期間は6カ月(+閲覧期間6カ月)で、1年間の運用となっている。標準学習時間は2コースともに0.9時間とのことで、受講前のセルフチェックによる受講者に足りない知識を自覚させる、といったことも行うとしている。

なお、同eラーニングをベースにセミカスタマイズし、大学のオリジナルコンテンツの制作も可能なほか、Moodleなどの学内LMSでも利用できるようにSCORM1.2対応版コンテンツも用意可能だとしている。

(小林行雄)