中国人旅行客の間で日本製品の人気が高まり、中国人による爆買いは一部の日本企業に大きな利益をもたらした。だが、爆買いで利益を得ているのは日本企業だけでなく、中国は「投資」という形で利益を得ているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人旅行客の間で日本製品の人気が高まり、中国人による爆買いは一部の日本企業に大きな利益をもたらした。だが、爆買いで利益を得ているのは日本企業だけでなく、中国は「投資」という形で利益を得ているようだ。

 中国メディアの東方財富網は24日、中国人は「日本ブランドが身の回りに存在すること、そして中国市場で大きな利益を得ることにすっかり慣れた」としながらも、相手国に投資することで利益を得ているのは日本だけでなく、中国も同様だと指摘し、「中国は今、日本の国債への投資を通じて利益を獲得している」と伝えている。

 記事は、2016年1-8月における中国の日本国債の買越額が約9兆円に達し、約2兆9700億円だった前年同期に比べて約3倍に増加したことを紹介。一方、中国の米国債は1-8月に529億ドルの売り越しだったことを伝え、特に8月には337億ドル分も減らしたと伝えた。

 続けて、16年1-8月に円は対ドルで14%も上昇、対人民元では16.5%も上昇したことを指摘し、同期間に米国債を減らしつつ、日本国債の保有額を増やし続けてきた中国の中央銀行は「上手な取引によって、大きな利益を得た」と指摘。

 一方、中国のエコノミストの見解として、世界中で金融緩和が行われており、投資家のリスク選好ムードが低下しつつある今、「中国がポートフォリオの調整を行うのは当然」のことだと指摘し、日本国債の買い越しはあくまでも利益目的の投資であることを強調している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)