Photo by Hidekazu Izumi

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食品企業の“黒子”としてチョコレート原料や油脂を提供する不二製油グループ本社。人口減少で国内市場が縮小に向かう環境下、どう成長の道筋を描くのか。

──不二製油はこれまで技術系出身の社長が続いてきましたが、清水社長は営業出身です。どんな役割を課されていると考えますか。

 当社は食品の“黒子”的存在で認知度は決して高くはありませんが、うちの製品を口にしたことがないという方はほとんどいないと思います。例えば、大手菓子メーカーのチョコレートの原料、コンビニエンスストアが販売するスイーツに使われるホイップクリームや冷麺類の「ほぐし水」などがあります。

 国内が人口減少時代に突入し、当社のようなBtoB企業も影響を受けるのは確実です。そうなると、「独自技術で顧客のオーダーに応える」という従来のビジネスモデルでは縮小均衡に陥る。そこでBtoBtoCという考えを取り入れ、新市場をつくるために、取引先に対して新製品の提案を始めました。

 21世紀の今、消費者は純粋な「モノ」だけではなく製品の背景にあるストーリーを含めた「コト」も消費します。市場環境を把握したマーケティング的発想が求められている。だから歴代の技術系出身者に代わり文系一筋の私が社長になったのでしょう。

──今、最も力を入れて市場をつくろうとしている事業は何ですか。

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